MUJ2023

【Mrs. Universe Japan 2023 Finalist】No.12小川静佳 Shizuka Ogawa ~9年越しに果たせた約束とママの新たな挑戦~

皆さまこんにちは。

7/7(金)に行われる、ミセスユニバースジャパン2023ファイナリストの皆様をご紹介しています。

ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡

こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします!

【小川静佳さん】プロフィール

幾度の挫折に打ち勝ち、仕事と夢を追い続けるママ

初めまして!
ミセスユニバースジャパン2023ファイナリストの小川静佳です。

ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ

「誰かを元気にできることがしたい」
私は幼い頃から漠然とこの思いを描いていました。ひたすら突き進んできたこれまでの日々の中でようやく目標が達成できた時のこと、子供の純粋な目を見て、ふと私は幼い頃から思い描いていた理想の姿になれているだろうかと思いました。

そんな時にたまたま目にしたのが社会貢献や女性の社会的地位向上を目指しているというミセスユニバースジャパンでした。

このコンテストに参加し、自身の経験から学び得た「ママだから、女性だからといって何かを諦める必要はなく、自分らしく生きていくことが大切なこと」をボランティアや何かの形で発信ができれば、誰かを元気に出来るかもしれないと思いました。また同時に新たな挑戦をすることは自分を変えられるチャンスだと捉え、勇気をだして応募することにしました。

9年越しに果たせた約束とママの新たな挑戦

人生で悩んでいた時期について教えてください

学生時代に英語や英米文化、茶道などに興味を持っていましたが、これといった目標もなく大学を卒業しました。漠然と誰かのためになることがしたいと思っていたため、少しでも困っている人を助けられるのではないかという思いから保険会社に就職しました。働く環境は恵まれていましたが、英会話スクールに通う中で、様々な国の先生方に出逢い、英語をもっと勉強したいという気持ちが強くなりました。何の確証もありませんでしたが、英語を勉強することで何かが変えられるかもしれないと思い退社を決意しました。

この決断は正しかったのかと悩むことはありましたが、子供に英語を教えることに興味があったので、塾のアルバイトをしながら英語の専門学校に通うことにしました。塾では子供たちが成長していく姿、分かったと喜んでいる顔を見るのがとても嬉しく私自身楽しくアルバイトをしていました。

専門学校では様々な年代、職業の方と1年間朝から夕方まで全て英語の環境で勉強をしました。失敗しても励まし合い、とにかく英語で話してみるという環境はとてもよい刺激になりましたが、卒業が近づくにつれ焦りが出てきました。卒業後に就職するという道はありましたが、私が目指していたのはこの姿だろうかと疑問を持ち始めたからです。

もっと海外の文化に触れながら勉強をしたい…そんな思いが募るようになりました。「留学をしたい。子供に英語を教えられるようになりたい。」それが私の素直な気持ちでした。

苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか?

自分の気持ちに向き合って、出した答えだったので、自分を信じ留学を決意しました。
貯金を全て叩き、家族に頭を下げてサポートしてもらい、念願のカナダ留学が実現することになりました。自分自身のためにも、そして応援してくれる人のためにも、悔いのないように全力で頑張りたいと強く思いました。
だからこそ語学学校も日本人が少ないところを選び、現地でも極力日本語を話さないことを心に誓いました。まずは語学学校で英語を学び、ある程度の語学力が付いたところで専門学校に編入し児童英語教育を学ぶことを目標にしました。

カナダは移民が多い国ということもあり日本よりも違いを認め合う文化が成熟しており、性別やバックグラウンドなどにとらわれず個性を大切にしている印象がありました。留学先のバンクーバーという自然豊かな街では、心も身体もリラックスでき、様々な国の友達やホストファミリーとの出会いは文化や思考など、まさに多様性に富んでおり、相手の意見や文化を尊重してコミュニケーションを取ることの大切さを学ぶ機会にもなりました。様々な人に出逢うことで、海外の良さを知ると同時に、日本にいた時には気づかなかった日本人ならではの共感力の高さや繊細さ、礼儀正しさがある国民性の良さも改めて気付かされるいい経験となりました。

そんな刺激の多い環境下で、精神的にも安定し、目標としていた専門学校へ編入することができました。共に学んだ仲間は今でも繋がりがあり、とても貴重な時間を過ごしていました。

それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか?

専門学校に編入して2ヶ月が経った頃、家族から電話がきました。
それは小さい頃から私を本当に可愛がってくれた祖父が肝臓癌の末期で余命が数ヶ月という受け入れられない事実でした。
側にいたい、私はすぐに帰国を決めました。

やっと目標にしていた専門学校に編入でき、これから夢への更なる一歩を踏み出そうとしていたタイミングだと家族は知っていたので、出来る限りその環境を壊さぬよう2ヶ月間黙ってくれていたそうです。

家に帰ると祖父は少し痩せたようでしたが、その時は普通に会話ができ、私の帰国を何よりも喜んでくれていました。入院後も残り僅かな時間を一緒に過ごしたくて、毎日病院に通いました。その頃には時々意識が戻り少し話せる、そんな状態でした。
病院滞在中に気を紛らわせようと思い、手に取ったのが貿易事務の本でした。祖父に「私絶対に英語を活かして仕事に就くから、貿易事務の仕事も挑戦してみるよ。」と声をかけていました。心配をかけてきたからせめて最期は安心させてあげたい、そんな気持ちからの約束だったのだと思います。そして祖父は安らかに眠りにつきました。

その後、友人や家族が私の将来を心配してくれましたが、精神的に不安定な状態でバンクーバーに戻り勉強を続ける気にはなれず、日本で就職することを決めました。そこから何年も派遣などで英語を使う仕事を中心に経験を積み、忙しい日々を過ごしていました。
しかし同時に途中で体調を崩したり、言葉が足りず誤解を生んだり、職場の方にも家族にも迷惑や心配ばかりかけていたと思います。

このままどうしたらいいのだろう…本当に気持ちが落ち込むことが続く中で、小さい頃からいつもは冗談ばかり言って笑わせてくれる叔父が、私を心配してメールをくれました。「自分のペースで頑張ればいい、大事なのは君が笑顔でいることだよ。」自分も病気で、もう残された時間も少ないはずなのに、心が救われたようでした。そんないつも私の味方をしてくれた叔父も応援のメッセージを残して旅立っていきました。もう励ましてくれる言葉も聞くことができません。その時人生は有限であることを改めて感じました。

辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください!

私の現在と、ミセスユニバースジャパンを通して社会に伝えたいこと

現在は昨年就職をした会社に勤めています。
貿易実務を勉強しながら、活発に動き回る我が子を育て、目まぐるしい毎日を過ごしています。

なぜこんな忙しい時期にと思われるかもしれません。しかし、今ミセスユニバースのファイナリストに選出いただいたことはご縁があってのことだと思っています。そして今の私だからできることがあるのだと信じ毎日を過ごしています。

私にできること、それはボランティアなどを通じて英語を子供に教えることや留学をしたことで学んだ、固定観念にとらわれることなく、世界にも視野を広げ、自分らしく生きていくことの大切さを伝えることだと思っています。

また子育てをしながら働くことで、これまでの常識にとらわれず、仕事も子育ても社会全体を巻き込んで、みんなで助け合うことが女性の進出には必要なのだと強く感じているため、何らかの形で発信していきたいと思います。

新しい目標は出来ましたが、まだ形にはなっていません。仕事をして家に帰ってきたら普通のママです。それでも今の私にしか発信できないことをしたい。

「ママだから、女性だからといって挑戦することを諦める必要はなく、自分らしく生きていくことが大切だということ」をこれまでの私のように悩んでいる方々に届け、少しでも気持ちが楽になったり、前を向いていけるきっかけとなれば嬉しいです。

最後に一言

私自身、目標を見失ったり、失敗や後悔も沢山して、頑張っても報われないんじゃないかと落ち込むこともありました。しかし辛い時は休んでいいことや時間が解決してくれることを学びました。少し休んでも、再び前を向いて歩いたからこそ見えた景色があったからです。また人と比べるのではなく、違いを尊重し、ありのままの自分を受け入れ、自分らしくいられる環境を自分で整えてあげることが大切だと気づきました。

そしてやらなかった後悔も経験し、人生は有限であることを再認識した今、「いつか準備が出来てから始める」のではなく、やりたいことは何歳からでも、女性でも、ママでも臆することなく挑戦するべきだと思っています。

今ある環境や常識が全てではないので、辛い時は辛いと言っていいと思います。少し休んで心が回復してきたら、一歩を踏み出す勇気を持っていただきたいです。なぜなら自分を変えてあげられるのは自分しかいないからです。変化を起こした先にはきっと今とは違った未来が待っているはずです。私はそう信じて挑戦し続けたいと思います。

【小川静佳さん】インスタグラムはこちら!

小川静佳さんのインスタグラムはこちら

7/7(金)の日本大会開催まで、一人一人が様々な形で努力を続けています。

ぜひ皆さまも応援お願いいたします!

こちらの記事も合わせてご覧ください♡

🌸【自意識過剰だと思っていませんか?】ミセスコンテストに挑戦するべき5つの理由|BellissimaStyle ベリッシマスタイル

【ミスコンで学んだ3つのこと】ミスコン世界大会で得た最も重要な3つの学び|BellissimaStyle ベリッシマスタイル

ABOUT ME
Bellissima Japan
BellissimaStyleを運営する株式会社BellissimaJapanです。 会社情報、ミスコン関連、その他イベント等を投稿していきます。
ぜひフォローしてください♪

コンテストや撮影プラン、プロデュースプランなどの
個人向けのサービスはこちらで詳しくご紹介しております。

最新情報は随時LINE@で発信しています。
質問も受け付けてございますので、お気軽にご連絡ください。