皆さまこんにちは。
7/7(金)に行われる、ミセスユニバースジャパン2023ファイナリストの皆様をご紹介しています。
ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡
こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします!
【野田乃莉子さん】プロフィール
ママのための保健室 ママケアカウンセラー
初めまして!
ミセスユニバースジャパン2023ファイナリストの野田乃莉子です。
ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ
私は、20代で2度の離婚、貧乏シングルマザーの不幸のどん底時代を経験しました。
子どもがいても、シングルマザーでも、何歳からでも、いつからでもどこからでも人生はやり直せる!
人生は今この瞬間から変えられる!と本気で思っています。
今の私があるのは、20代の本当に大変な子育て時代、たくさんの人に助けていただいたおかげです。
今度は私が返す番、誰かを助ける番。
特に自分自身が1番しんどかった20代の頃のように、1人で頑張っているシングルマザーや、子育て中の若いママ達を応援したい!という想いがあります。
「ママの笑顔は子どもの笑顔をつくる」 この言葉を日本から世界中のママ達に届けたいという想いから、このコンテストに応募しました。
このコンテストへのチャレンジを通して、同じ想いを持つ仲間と出逢い、ママのための保健室と呼べるような場所や、コミュニティを創る活動をしていきたいです。
ママの笑顔は子どもの笑顔をつくる
人生で悩んでいた時期について教えてください
19歳で周囲の反対を押し切り、当時はまだ社会にも受け入れられにくかった「できちゃった結婚」をしたところから、私の人生最大の辛い時期が始まりました。
幸せな家庭で育ち世間知らずだった私からは、想像もつかない大変な結婚生活でした。
電気やガスや携帯電話が止まるのは当たり前、浮気、借金、DV、警察沙汰…。
自分の本音を無視して、いい奥さんいいお母さんになろうと頑張れば頑張るほど、どんどん状況は悪くなりました。
そしてとうとう、最後には殺されるかと思うほどの暴力があり、ここでやっと離婚を決意。
今思えばこの時に、素直に両親に助けを求めることができればよかったのですが、「ほらやっぱり」と言われたくないプライドと、小さい時からの甘えられない性格が邪魔をして、結局両親に頼ることができませんでした。
1人で働きながら小さな子2人抱えて本当に限界だった頃、2人目の夫と再婚しました。
彼と結婚したら「子ども達と一緒にいてあげられる時間が増える」と、その時の私なりに子どものことを大切に考えた末の選択でした。
しかし、なんとその2人目の夫も借金癖と暴力を振るっては優しくなるの繰り返し、典型的なDV夫でした。
その頃、心身共に限界が来ていたのでしょう、リウマチを発症し、全身の激痛に襲われる日々。
最終的には、生活保護やDV保護のシェルターにもお世話になり、本当に不幸のどん底とはこのことだと思いました。
ここまできてやっと、実家に帰れたのは、こんな状態になってまでまだ、強がってたった一人で頑張るつもりでいた私に、両親が「もう帰っておいで」と言ってくれたからです。
この一言でやっと私は素直になれました。
ギリギリまで張り詰めていた何かがプチンと音を立てて涙が溢れ、初めてすごくホッとしたのを覚えています。
そこから実家に帰り、初めて私は、自分の弱さ、間違い、自分は一人でやっていけると思っていた傲慢さ、人に甘えたり頼ったりすることができない自分の弱さ、親にもお世話になることになった情けない自分。
全部認めて自分の中で受け入れました。
私はすごーく傷ついているはず。
今は自分の心と体をとにかく癒して元に戻ろうと思いました。
時すでに30歳。
そして、私はこれからどう生きていこうか、どんな自分になりたいのか。初めて真剣に考えることになりました。
苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか?
何もかもかもなくした貧乏どん底シングルマザーとなった私は、リウマチの痛みを抱えながらも小児科のクリニックで働き始めました。
小児科の看護師として働くうちに、頭痛や腹痛、朝起きれない等、様々な体調不良を訴えて病院に来る子ども達の中に、生活習慣やメンタル面への支援が必要な子がたくさんいることに気づきました。
病院では症状を抑える薬を処方されるだけで、ゆっくり話を聴いてあげることもできず、根本解決にはならないと感じました。
この子達が病院に来る前にもっとできることがあるはず、それができるのは学校の保健室だと思い、養護教諭を志しました。
借金を抱え、2人の子どもを育てながら、30歳超えて大学に行くなんてとんでもない、という思いや不安もありました。
でも、自分のやりたいことを諦めずに挑戦していく姿を、子ども達に見せたいと思いました。
そして、私の学力では到底合格できるはずもない願ってもない大学にまさかの合格! 勇気を出して、働きながら受験勉強に励んだ私に、神様が奇跡を起こしてくれた瞬間でした。
子育てと仕事を両立しながらの大学生活は大変でしたが、年下の友達もたくさんできて充実した日々でした。
そして、無事、国家試験にも合格し、念願の「学校の保健室の先生」の職に就くことができました。
それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか?
学校で働き始めた頃、2人の子ども達は小学生と中学生になっていました。
反抗期の激しかった娘と発達障害グレーゾーンの息子の子育ての経験は、大変だったことも泣いたこともたくさんありましたが、子どものまま子どもを産んだ私を大きく成長させ、今、保健室で子ども達やお母さん達の相談にのる上での貴重な経験となりました。
そんな中、念願が叶い保健室の先生としてやりがいを持って仕事に励んでいた私を、更なる不幸が襲いました。
息子が心臓の病気を患い命の宣告を受けたことと、私自身が持病のリウマチが悪化し、寝たきりの状態になってしまったことです。
息子の最悪の事態を覚悟した私は、この子は生まれてきただけで、ここまで生きてきただけでもう十分幸せに生きてきたし、十分私達を幸せにしてくれた、これからも生きてくれるだけで十分だと、心底思いました。
学校生活でしんどいことの多かった、彼の将来が心配で心配でたまらなかった私でしたが、この時はじめて彼を丸ごと受け入れられたのだと思います。
そして、病状が悪化し寝たきりとなった私は、仕事ももちろんできなくなりました。
このまま一生動けなくなったらという不安と、体中に走る激痛がどこまで続くのかという恐怖が、毎日毎日1人ベッドの上で過ごす私を襲いました。
辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください!
そんな私を支えてくれたのが、両親と子ども達そして今の夫です。
2度も結婚に失敗した私は、結婚に対してすっかり自信を無くしておりました。
でも、子ども達の応援もあり、私の1番大変な時を支えてくれた彼とならと、再婚に踏み切ることができました。
彼のおかげで、もう私の人生では諦めていた憧れていた幸せな結婚生活が叶いました。
3度の手術を乗り越えた息子はスッカリ元気になり、どんな時も1番そばにいてくれた小さかった子ども達は2人とも立派に成人しました。
思春期に何度もぶつかり合った娘ももうすぐ母となり、私は幸せな「おばあちゃん」になります。
そして、学校で働く中で、不登校や教室に入れない子が急激に増えていること、母子家庭やステップファミリーなど、家庭環境が複雑な子ども達がたくさんいることを知りました。
子ども達のSOSに向き合う中で、子ども自身だけでなく、お母さんへのアプローチや支援ができることで、驚くほど簡単に解決してしまう事例をたくさん見てきました。
母というのは、子どもにとってそれくらい本当に大きな存在なのだということを痛感しました。
だから私は、ママ達の力になれるカウンセラーになりたい、もっとママが気軽に相談できる場所をつくりたい、そう思うようになりました。
家族の支えで、大きな不安と恐怖から抜け出せた私は、その想いを叶えるため、寝たきり生活のベッドの中で心理学を学びはじめました。
そしてついには、公認心理師というカウンセラーの国家資格も取得することができました。
私の現在と、ミセスユニバースジャパンを通して社会に伝えたいこと
この春から私は、10年働いた保健室の先生を辞め、カウンセラーとして独立し、学校のスクールカウンセラーとして働きます。
子ども達のいじめ、不登校、リストカットなどのSOS、喘息、過呼吸、不定愁訴などの体調不良…。
子ども達の声にならないSOSのほとんどは、ママの気持ちや行動、生き方が変わることで、驚くほど簡単に解決してしまいます。
これは、小児科の看護師として、学校の保健室の先生として、20年以上たくさんの子ども達ママ達を見てきて痛感しています。
だから私はママの笑顔を増やしたい。
私は、学校の保健室のように、誰もがいつでもどんなときでも受け入れてもらえる、毎日にどーしようもなく疲れたら、ちょっと休憩して元気を取り戻せる、そんな場所が大人にもあったらいいな、そんな場所をつくりたい!と思っています。
ミセスユニバース2023への挑戦を通して、「ママのための保健室」と呼べるようなママがホッとできる場所や、たくさんのママ達が自分らしく幸せに生きられるようなコミュニティを創る活動をしていきたいです。
最後に一言
今、振り返って思うことがあります。
私が辛くて泣いていた時は、子ども達もどこか辛そうな生き方で、私が私らしく笑顔で幸せを感じられようになってからは、子ども達も勝手に、自分らしさをどんどん伸ばし、自分の力で人生を切り拓き、笑顔で幸せに生きるようになった。
子ども達にたくさん辛い思いもさせてしまった未熟な母だった私だからこそ、言える言葉があります。
「ママの笑顔は子どもの笑顔をつくる」
この言葉を日本から世界中のママ達に届けたいと思います。
1人で頑張りすぎないで助けてって言ってみてください。
自分を後回しにせず好きなことにチャレンジしてください。
ママが自分らしく幸せに生きて、笑顔でいることが、子ども達が幸せに育つ1番の方法だと私は思います。
私もまた、新たな一歩を踏み出したばかりですが、自分らしく楽しく新しい挑戦を続けていきます。
人生は今この瞬間から変えられます!
ご自身の人生を諦めず、今この瞬間から、自分を大切に、自信を持って前に進んでみてください。
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7/7(金)の日本大会開催まで、一人一人が様々な形で努力を続けています。
ぜひ皆さまも応援お願いいたします!
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