皆さまこんにちは。
7/7(金)に行われる、ミセスユニバースジャパン2023ファイナリストの皆様をご紹介しています。
ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡
こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします!
【酒井純子さん】プロフィール
女性が輝ける平和な世界
初めまして!
ミセスユニバースジャパン2023ファイナリストの酒井純子です。
ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ
コンテストに応募した自分をシミュレーションすると不安と疑問ばかりだった。
自分にはできないとか、エクスキューズを沢山並べて立ち向かう勇気は失せて逃げ腰。
この歳になればこういう新しい壁は、大変だからやめときなーと私の脳が指令する。
が、それでもなんか気になった。
今の私はまだまだ元気だ、できないことはないんじゃないのか? 夫に尋ねてみた。
彼は昭和九年生まれの88才だが、考え方が私よりも柔軟で単純で若い。
「へぇ~ミセスコンテスト、、いいじゃない!やってみたら!」
ゴーサインを簡単に出した。
「明日ゴルフどう?」「おっ、いいね!行こうよ!」そんな感じだ。
が、わたしはまだ決めかねていた。
数十年の主婦の生活は、無難に暮らすことをどうしても優先する。
翌朝、夫から言われた。
「あなたはいつも人のため人のためって、自分自身のために頑張ってやったことなかったんじゃない?このコンテスト一生懸命やってみた方が良いと思うんだ。毎日これに集中してやってごらんよ、純ちゃん。」
25才の年の差再婚同士、こういう時の夫の一言はなんか父に言われてるような錯覚もあるが、笑。
私を一番理解して愛してくれる夫の言葉は私の不必要な不安を一気に消してしまった。
何事にも囚われず自分を磨く新しい世界への扉を私は、両手で思いっきり開いた。
人生はいろいろ
人生で悩んでいた時期について教えてください
私は、二十歳の時父の許しを得てアメリカに留学することができた。
その頃ロサンゼルスダウンタウンの高層ビルは全て日本の企業が買収してまさにバブル期、1ドルは360円だった。
大学に留学してる日本人は殆どか大企業が送り込んだ研修と称した中年の男性ばかり、その中でポツリと英語もおぼつかない女子が来たことにみんな驚いた。
日本で窮屈な生活をしていた私は、アメリカの開放的な文化を夢見ていたのだが、そう簡単に打ち解けることはできなかった。
中高と女子校で学び、女子教育の歴史のある学校ではあったが良妻賢母、男性優位の考えは植え込まれ、良い結婚、良い妻、母になることが女子の道しるべであったからだ。
遠慮がちなわたしは授業でも殆ど言葉を発すことはしない。
英語が苦手だったことも原因だが、日本人以外の留学生たちは通じそうにない英語や重たいアクセントでも必死で質問や発言を堂々と繰り返していた。
寮の一部屋をシェアーしてるルームメートが数人友達をつれてきて私のベッドを占拠してても私は文句も言えない。
カフェテリアで順番を待って並んでいるときに図々しく割り込む生徒にメンションもしない。
自分より他者のため、控えめの美徳からのカルチャーショックで私は怯え、悲観的なアメリカ生活が始まった。
苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか?
アメリカの大学には間違い、という言葉はあまり意味しないと感じ始めた。
教室でのディスカッションも真逆の意見もその人の持論として尊重される。
多面的な思考能力でユニークな考えも出るし常識的な正論を持つべき空気は全くなかった。
間違えたら恥ずかしいと思う心を持っている限り生活は楽しめない。
そんな気持ちが自分の中を占めている限り孤独は続くのだ。
私は、自分が長年培った体裁の良い自分から脱皮しなければならなかった。
間違えても大丈夫、英語が下手でも相手には通じる、分からないことは直ぐに聞く、助けてほしいときには助けてほしいと自分から言う、嫌なことは嫌だといって、自分の意見を説明する。
回りへの察知力と思いやりは、日本人特有の素敵なキャラではあるが、自分軸があって少しくらい図々しいキャラは日本女性に是非持ってもらいたい。
それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか?
私は、東京千代田区神田の生まれ。
代々東京に住む祖母と両親、姉の五人家族で育った。
母は男尊女卑の風習が濃い九州出身だがその時代には珍しく一人で上京して四年生の女子大学を卒業し父と結婚した。
70数年前の話だが、母はかなりの才媛美貌の持ち主で卒業にあたって学長室に呼ばれて日本航空のスチュワーデスに推薦するからとオファーを頂いたそうだ、しかし仕事は持たず結婚を選んだ。
そんな母は、私が子供を持ったあとも、かなり手厳しかった。
自分がおしゃれをするより子供に新しい服を着せ夫と子供を小綺麗にしておくこと。
子供を幼稚園に預けたあとには、家の仕事をして夕食を作っておくこと。
旦那は仕事が大変だから休みくらいはゆっくり寝かせて好きなことをさせること。
母が特別厳しい考えを持っていたのではなく世間一般に主婦のあるべく姿は自由も楽しみもないルールがどこかにのし掛かっていたのだ。
綺麗に着飾って出掛けたい、子供なしの自由な時間がほしい、趣味や何か学びたい、仕事を持って自分の世界を作りたい、誰もが持つこの気持ちだが、我が儘と言う言葉で自分の気持ちを解決させ、悶々と引きずりながらも日々の生活に追われてしまっていた。
辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください!
四人の子供たちは地元の小学校を卒業した。
わたしは通算13年間小学校にお世話になった。
それほど長くいれば顔も売れるものでとうとう私はPTA会長に就任した。
二期に渡り携わり周年行事の事務局長も兼任した時期もあった。
小うるさい私の母も子供の学校のためともなれば文句も言わなかったし私は堂々と家から出掛けていけた。
殆どの会長さんは男性だったので本職が忙しいせいか細かい仕事は副会長の女性たちがこなしていたようだ。
私は、全ての時間に顔をだし委員長や各クラスから選ばれた役員さんたちと話をして進めていくようにした。
その時いかにお母さんたちが優秀でよく仕事ができて忙しい中でも協力的、精力的に動くことに圧倒されてしまった。
小さいお子さんをおんぶしながらでも役員の仕事となれば動いてくれた。
女性の優しさや機転の良さ、四方にアンテナが出てるような推察力で仕事を進めてくれる。
女性の社会進出はまだまだだった。
もったいない。
日本にとっても大損ではないか!この素晴らしい女性たちが社会に出ればどれだけ日本が発達して成長できるのに、といつも思っていた。
娘が小学校を卒業して20年以上経つがその頃のお母さんはもともとキャリアはあったが出産と同時に退職したという方が多くて復職は難しいけれど仕事がしたい。という方が多かった。
そんな経験を持っている多くの女性とで会えたことは私の宝物だ。
私は、会長としておしゃれもできたし目立つ存在になった。
かつてアメリカの大学で学んだディスカッションや他者の意見を認めることも多くの事案をまとめるときに役に立った。
女性も社会で頑張れる、活躍することが心にハリを持たせ幸せ感を味わえる。
出会ったお母さんたちにブラボー!
私の現在と、ミセスユニバースジャパンを通して社会に伝えたいこと
挫折。くじけておれるなんて嫌な言葉です。
うまくいかないこと、失望、気力さえなくなるとき、一人ではないことに気づいてください。
誰か必ずあなたの回りにいるはずです。
私は、あることをきっかけに中学時代からの大親友二人から付き合うことを断られてしまいました。
私と彼女たちはなにも言わなくても気持ちの分かる関係だったのに私が悩みを話すたびに自分達との価値観の違いからか、もう話すのも止めましょうと、絶交されました。
私はその頃挫折中でこの親友二人を頼りに助けを求めていたのですが、そんなときのこの事件でした。
どん底のなかでのさらなる落胆。
結局、思ってもいない人が私の回りにはいてくれて、私のことを気遣ってくれました。
救われました。
その人たちに自分が近寄っていかなかったことに気づきました。
苦しいとき一人はいけません。
カッコ悪くても、恥ずかしくても、人を頼りに話してください。
この人じゃないと、なんて思わないで、道で出会った人でも、お店やさんの人でも、あなたの声を聞いてくれる人は沢山います!
みんな必ず悩みや苦しみを抱えて生きているんです、あなた一人が辛いのではないですよ。
だからみんな、分かってくれます。
話してくださいね。
今落ち込んでいるのは、たまたまなんです。
今だけなんです。一緒に頑張りましょうね。
最後に一言
私は10年前に主人と出逢い再婚。
彼は女性が美しいことに大賛成、そのための努力にはかなり応援する。
女性が美しく輝いているということは平和の証拠なんだよ、昭和九年生まれなので戦争の時代が彼の幼少期だった。
戦争には行かなかったが体験者である。
彼は私がやりすぎと思うお笑い番組も、若者の奇抜なファッションや音楽も好感を持つ。
自由だからできるんだよな、戦争してたらこういう格好も音楽も生まれないよ。
道で若いカップルが腕を組み歩く姿や人目を憚らずいちゃつく男女にも彼はほほえむ。
平和であってこその風景。
お互いに色々な人生を過ごしてきたからこそ今を平穏に過ごしたい。
二人だけの時間を大切に楽しみたい、そう思って暮らしていたのだが、悲しい戦争に巻き込まれているニュースは日々流れ悲惨な状況に胸が引き裂かれる思いだ。
戦争に送り込まれた我が子を思う母の心、どの国の母も同じであろう悲しみと恐怖。
想像したらいてもたってもいられない。
女性が美しくなれる社会、世界中の女性が笑顔で輝ける社会に向けて私たちも歩みたい。
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7/7(金)の日本大会開催まで、一人一人が様々な形で努力を続けています。
ぜひ皆さまも応援お願いいたします!
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