MUJ2022

【Mrs. Universe Japan 2022 Finalist】No.45 森本 圭美 Tamami Morimoto ~夢があるから生きられる~

皆さまこんにちは。

7/15(金)に行われる、ミセスユニバース日本大会ファイナリストの皆さまをご紹介しています。

ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡

こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします!

【森本 圭美さん】プロフィール

元プロボクシングチャンピオン

はじめまして♪

ミセスユニバースジャパン2022ファイナリストの森本圭美です。
通称たまにゃんと呼ばれてます。

3人の子供を育てながら、40歳でボクシングを始めて、タイのプロモーターと契約し45歳でWBCアジア王座を戴冠しました。

現在はプロレス居酒屋を経営しながら、オリジナルアイスブランド「たまにゃん本舗」や会員制エステ開業など、0からのチャレンジをモットーとしてます。

自分の可能性は自分にもわからないから、諦めるもっともな理由を並べるよりも、どうしたらできるかを考えて、とりあえずやってみようと発信してます。

ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ

55歳の誕生日を迎え、自分の姿を鏡で見て、このままではいけない‼︎

自己肯定感を取り戻すには、まずは外見だと思いましたが、でも何か目標がいる
そうだミセスコンテストを目指そうと考えました。

そして自己肯定感を取り戻し、本来の夢に向かって頑張りたいと思いました。

夢があるから生きられる

人生で悩んでいた時期について教えてください

ボクシングを始めた40歳の頃は、再婚した元夫のことで悩んでいました。

嘘に嘘を重ねて、お金を入れるどころか、この話がうまくいけばお金が入って前のお金を返す。

人を連れてきては、それがあたかも本当の話かのように見せては、またお金を持ち出していく。

会社を私の名義で作っては、お金の流れもわからない。

全てが私の収入で、全てが私の名義であったものが、気がつけば買ったばかりの車もどこかに持っていかれ、ローンだけが残る…

どんどん首が回らなくなり、借金をするのも私…

必死で頑張って築いてきた物を、再婚した夫の嘘と、嘘に協力する周りの人のせいで失くしていく…

世の中を恨みました。

誰も信じれなくなりました。

幸せそうに、楽しそうにすれ違っていく、赤の他人が憎いまでの気持ちにまでなりました。

死にたい…でも私には、まだ幼い子供が3人いて…死ねない…
そんな時に、ボクシングを始めたんです。

正直、カッコよくも何もない。

誰でもいいから、合法的にどつきたかった。

死にたいと思ってるから、怖くも何もなかった…

サンドバッグを叩きながら、そこにその当時の夫の顔を思い描いて、世の中の不条理を恨んで、そんな思いを叩きつけてたんです。

そして、上を見ればキリがないですが、自分の望み通りの家や店も、失くししまい、収入も住む場所もなくなり、離婚届を叩きつけたのはいいですが、長女は私立高校に通っていて、下の子供2人はまだ小学生…

高校を卒業させてやれないかもと焦ったところで、私立高校の無償化が始まったおかげで卒業させてあげれました。

そこから、生活しなければいけないから、ボクシングどころではないのに、昼のバイトに夜勤バイトをしながらも、ボクシングを辞めてしまったら私には何も残らない…

その思いだけで、睡眠不足で幻覚を見ながら走りに出たりしてました。

子供たちは私と会話しようと思ったら、キッチンで料理をしてる時ぐらいみたいな生活で、家にいるのは寝てるか料理をしてる時くらいでした。

苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか?

日本では年齢制限のため、プロにもアマチュアにもなれなかったので、海外にツテも何もない中を、探しまわり、頼み回り、タイでムエタイ試合の中での特別試合を組んでもらえました。

それが42歳の時、プロデビュー戦でしたが、2ラウンドKO勝ち。

試合前からテレビや新聞に取り上げていただき、私のホテルに共同通信の記者さんが試合当日に現れて、記事が配信されました。

北海道から沖縄までの新聞にニューヨークタイムズや日経新聞まで、いくつかのテレビ局も取り上げてくださいましたが、そこからまた0から試合探しです。

もうアテのない中を、モチベーションを保つことができず、腐りかけた頃に2戦目の話をいただきました。

試合まで、もう1ヶ月を切っていましたが、飛びつくように喜んでお願いしたのですが、1週間ほどしてその試合が、WIBAインターナショナルのタイトル戦に繰り上がって、1階級下げないといけないと連絡があり、そんな2戦目で経験もないのに、10ラウンドなんてできるわけもなく、でも断ると次のチャンスもまた0から探さねばならなくて、私には断るという選択肢はなかったんです。

まず減量に苦戦して、計量当日の迎えが来るその時まで、私はサウナスーツを着て、暑いタイでランニングマシーンを走り、サウナに入り、計量に向かう車の中で脱水症状を起こしかけていました。

無事に計量をクリアした後に病院で点滴を受けて回復し、翌日の試合へ。

誰もが私が10ラウンドもつとは思ってなかった。

誰もが3ラウンドから先は考えるなと言い、ペース配分なんてなくて、最初から思いっきり挑んでいったんです。

結果10ラウンドまでいき、判定負け。

しかし、私はこの試合が終わった後にプロモーターから契約の話をいただき、チャンピオンロードのレールを敷いていただけることになりました。

それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか?

プロモーターとの契約の後は、試合のたびにタイに行くのですが、だいたい試合の10日ほど前に、寮に入り他の選手たちと共同生活です。

夜明け前に、朝のランニング。

そのまま朝の練習。

少し寝て、昼の1番暑い時間帯14時から練習が始まるのは試合の時間が、その時間帯だから。

周りは、もちろんタイ語。

英語の単語は通じることもありますが、お互いに英語もわからず、日本語なんて通じるはずもなく、3食をみんなと一緒に与えられた物を食べて過ごすのですが、言葉が通じない…

練習の時は言葉がわからなくても、だいたい伝わるので、問題はないのですが、食事の時や自由な時間に、談笑してるときに会話に入れないから間が持たないのが辛かったり、練習中に泣いてしまったことがあり、

周りを心配させてしまったのですが、思いを説明できなくて心配させてしまったのが申し訳なかったり、試合の最中もセコンドの言葉がわからないから、コーナーに戻ってきた時にしかジェスチャーでしか理解できないという、日常生活は言葉がわからなくても、どうにかなるのですが、細かいことが伝え合えれない、思いを伝えれないというのが、不便でした。

何よりも、まだ小学生の下の子供2人を高校生の長女に託して日本に残していくのですが、まだスマホも普及前で、短い電話を時々できるかどうかといった感じで…気がかりでした。

辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください!

45歳の時に、WBCアジアのタイトル戦を組んでもらえました。

この時は絶対に負けれないので、1ヶ月前からタイの寮に入るように言われて、子供たちのことが1番の気がかりだったのですが、私の親や友人たちが様子をこまめに見に行ってくれるとのことで、ありがたかったです。

練習は今までより更にハードでした。

スパーリングの後に、10ラウンドのミット打ち。

タイでの練習は、全てのパンチを強く全力で打つ練習をするので、ほんとにキツくてキツくて、根を上げたいのをグッと堪えてたのですが、流石に2週間を越えた頃に少しホームシックに気味になってしまいました。

タイの電圧は不安定で、4階にシャワーがあるのですが、シャワーを浴びてる途中で、湯が水になったり、水自体が出なくなり泡だらけのまま、どうしようかとトイレを流すための水瓶から柄杓で汲んで頭や体を流すしかなく、浴槽に浸かりたい、温かいお湯を張った浴槽に浸かりたい、とにかく浴槽に浸かりたいばかり考えてました。

後は日本語で会話したい、誰かと思いっきり話したいとかを乗り越えて、試合当日を迎えました。

2回目になるタイトル戦。

絶対に負けれないタイトル戦。

この日のために、子供たちに迷惑をかけながら頑張ってきた。

KO勝ちでないとダメだというプレッシャー…

天国か地獄かしかない…

なかなか倒れてくれない。

打たれ強い相手、やっとレフェリーストップが入った。

勝った

やっと、やっと

ベルトを手にできた

試合から帰国して、自宅に入ったらなんと、子供たちが部屋をモールで飾って、ママおめでとうと揃って祝ってくれたのには驚いて、ほんとにサプライズでした。

それが1番嬉しかったです。

私の現在と、ミセスユニバースジャパンを通して社会に伝えたいこと

現在はプロレス居酒屋を経営しながら、オリジナルアイスブランド「たまにゃん本舗」や、会員制エステの開業などや、タイヤファイトという新しい格闘技のリングに上がったり、常に0からの挑戦というスタンスは変わってません。

ミセスユニバースにエントリーしたのも、自己肯定感を取り戻すためのチャレンジでした。

5年前に原因となる疾患がないにもかかわらず、難治性ネフローゼを発症し、パンパンに浮腫んだ姿を誰も病気のせいと信じてもらえませんでした。

どうにか改善されてきたものの、55歳の誕生日を前にして鏡に映る自分の姿に愕然としました。

自己肯定感を取り戻すためには外見を変えることが早いけれど、目標がいると思ったんです。

ミセスユニバースジャパンを通して、挑戦することの素晴らしさを体現して発信していきたいです。

そして発信力と影響力を私が持ち、私の本来の夢である、「人生の最後の瞬間に、孤独な思いでこの世を去る方をなくしたい」

私が幸運にも享受してきた、沢山の愛を、分けて差し上げたい。

最後に手を握っていて差し上げれる、それが当たり前の場所、それが当たり前の愛に満ちた世の中を作りたい。

それができるのがミセスユニバースジャパンだと思ってます。

最後に一言

自分の可能性は、自分自身にもわからない

やりたいことがあるなら

誰もが納得する諦める理由を並べるより、どうやったらできるかを考えよう

誰のものでもない、自分の人生だから

【森本 圭美さん】インスタグラムはこちら!

https://www.instagram.com/tamanyan.road/

7/15(金)の日本大会開催まで、一人一人が様々な形で努力を続けています。

ぜひ皆さまも応援お願いいたします!

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