皆さまこんにちは。
これまで数多くのファイナリストがミセスユニバースジャパンに出場し、数々の賞を受賞しました。
ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡
こちらの記事では、そんなミセスユニバースジャパンで受賞された皆様、また世界大会の出場が決定した皆様についてご紹介します!
野田 真実さん
受賞タイトル
Mrs. Universe Japan 2021 1st runner up(2位入賞)
Mrs. Universe Japan 2021 オンライン投票賞
Woman of the Universe 2021 日本代表 / 2nd Runner Up(3位入賞)
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どんな理由でコンテストに応募しましたか?
応募した理由は2つあります。
1つ目は長男の食物アレルギーを発症したことがきっかけで活動を始めたアレルギーフリー食研究家として、もっと社会全体にアレルギー対応食の認知度をあげたくて、一般の方にも目に留まってもらいやすいものと考えた時にコンテストかも!と思ったからです。
起業して5年目となり、法人からも仕事をいただけるようにまでなりましたが、ふと社会全体を見た時にまだまだ食物アレルギーへの認識度が低いと感じることがありました。
これは自分自身に影響力をつけなくてはいけないなと感じ、その時に目に留まったものがこのミセスユニバースの募集要項でした。
2つ目は幼い時から悩んでいた吃音のコンプレックスを自分自身で受け入れ、乗り越えたかったからです。
緊張するしていないに関わらず、自分の意志でコントロールが難しく思ったように話すことができない一種の言語障害です。
緊張する場面だと特に顕著に出てしまうので、恥をさらしたくないという思いもあり、これまでの人生の中で人に注目されるような機会があっても諦めてきました。
そんな自分を情けないと思ったり、吃音さえなければ人生もっと楽しめたのに!と思う自分もいて、そんな自分自身が嫌でもありました。
応募したときちょうど40歳の年で、残りの人生は吃音も含めて自分だということを自分自身に気づかせたかったんです。
また、女性にも多い病気ですが、恥ずかしさもあり隠しながら生きている方も多いのが実情です。
そんな隠れ吃音の方々に、私が頑張る姿を見てもらって少しでも勇気と希望を持ってもらえたならば、それが私にできる社会貢献なのではないだろうか?と考えるようになり、応募した時にカミングアウトしました。
吃音症のトラウマに勝ったあの瞬間
人生で悩んでいた時期について教えてください
就職活動~社会人として会社勤めしていたころが一番悩み多かった時期だと思います。
それには「吃音」が絡んでくるのですが、就職活動の面接では緊張も相まって症状がより強く出てしまい、書類選考では受かるのに面接では落ちてしまうということが多々ありました。
今から思うと圧迫面接だと思うのですが、吃音症状が出ながら話していたら、「ほんとに日本人ですか?外国の方ですか?(笑)」と言われてとても悔しかった思い出があります。
また、社会人になってからも電話応対で笑われることも毎日で、今日は喋れるかなどうかな?といった他の方にはない精神的ストレスが半端なかったです。
そんな経験もあるので、コンテストでのスピーチもトラウマが走馬灯のように駆け巡りました(笑)。
案の定、2次選考のZOOMスピーチ審査では人数の多さと他のセミファイナリストの方々がとても上手に話しているのを聴いてしまうので、緊張のあまりどもってしまいました。
ですが、それは仕方ないことなので話し方よりも自分の想いをきちんと伝えることに注力しよう!と考えるようにしながら1分間お話したのを覚えています。
悩んだ時期を乗り越えた後、小さな成功はありましたか?
昔の自分だったら、「もうこんな恥をさらしたくない!」とまた自分の殻に閉じこもってしまっていたところですが、ミセスユニバースジャパンの選考の時には、どうやったら本番にベストな力を発揮しながら自分の想いを伝えることができるかを考えて、スピーチ内容が決まった後はなるべく詰まらないように話すトレーニングをし、敢えて緊張するようなシチュエーションに自ら行って人前で話て成功体験を増やして自信をつける努力をしていました。
例えば昔から絶対参加しなかったスピーチレッスンにも、失敗する怖さを乗り越えるためにセミファイナリストの頃から参加しました。
恐らく他のどの人よりも話す練習量は多かったと自負しています(笑)。
その甲斐あってか、2次選考も無事通過し、ファイナリストになってから人前で話す機会が増えてきても、詰まりながらも堂々と話せることができるようになりました。
また、カミングアウトしたことで身近な友人から「実は私も・・・」とこっそりお話してくれる機会が増え、もしかしたら自分でも何か影響力が出せる人になれるかもしれない!と思いました。
その後、コンテスト中に壁を感じたことはありましたか?
自分の中ではだいぶ自信もついてきていましたが、ビューティーキャンプなどで他のファイナリストの皆様と一緒になったとき、アドリブでする自己紹介や一言コメントが毎回ボロボロになり本当にへこみました。
他の方々は自分の魅力を短い時間に詰め込まれ、しっかりアピールされていて。
それに比べ、自分はとにかく最優先事項が「どもらず話すこと」だったため、急に振られた時など特にしどろもどろになり、その度に「もっと自分をアピールできたはずなのに」と落ち込む毎日でした。
ただ、これも練習だ!と割り切り、本番までに100%になれば結果オッケーと思うように心がけました。
様々な挫折を乗り越えた後の大きな成功体験を教えてください!
あっという間のファイナリスト期間が終わり、ついにミセスユニバース日本大会でのスピーチ審査当日。
心臓はバクバク、口がちゃんと動くかどうかとても心配ではありました。
大会1か月前から、もうこれまで練習はしてきたし実力もついてきたはず。
あとは極度に緊張しても話せるメンタルをつけよう!と思い、敢えて緊張しながら練習したり、当日うまくスピーチが出来て成功したイメージを毎日思い浮かべたりして、とにかく精神面を整える努力をしました。
ちょうどその時期、東京オリンピックも開催されていた時で、テレビに映るアスリートの方々と自分を重ねており(笑)、金メダルを取るようなアスリートの方もされているイメージ作りを徹底しました。
そして自分の番が来た時、とても落ち着いて話せた自分がいました。 英語スピーチも日本語スピーチも、自分の想いをのせながら詰まらず話せ、ものすごく安堵感と自信につながりました。
この時初めて、自分自身の中で小1の頃からコンプレックスだった吃音を乗り越えられたと感じられた瞬間でした。
ミセスユニバースを終えて変わったことはありますか?
日本大会では1st Runner Upとオンライン投票賞というタイトルをいただき、ブルガリアで開催されたWoman of the Universe世界大会への切符もいただけました。
世界大会に行ったらしたかったことの一つとして、「オリジナルのアレルギーフリー食レシピ本を海外の人に渡して広める!」という自分の中でのプロジェクトがあり、実際に日本からお土産のひとつとして渡せたことがとてもうれしかったです。
また、様々な国の代表と1週間共にすることで、これまでの自分の考え方がかなり狭かったことにも気づきました。
まさに井の中の蛙です。
世界大会を通して感じたことはありますか?
日本で当たり前だと思っていたことも、国や文化が違えば常識も変わる。
例えば世界大会では時間通りには絶対始まらないし、スケジュールもあってないようなもの。
日本の感覚だとクレームものかもしれませんが、向こうではそれは想定内。
細かいことは気にせずトラブルも楽しんじゃえ~!というスタンスが、日に日に心地よくなりました。
また、むしろそういった時にいかに臨機応変に対応できるかが、世界の舞台では求められているんだなと思い、自分もどんな状況が来てもすぐ対応できるよう考えを変えました。
それもあって、インスタなどでも投稿で「日本にいるよりのびのびしてて楽しそうだったよね!」といろんな方から言われました(笑)。
私の現在と今後の目標
帰国してから、世界大会でのそういった経験からこれまでアレルギーフリー食研究家という肩書きに自分自身が一番とらわれていたかもしれないと思うようになりました。
もちろん、今後もアレルギーの有無関わらずカラフルでかわいいレシピ開発と啓発は続けていきますが、そこから派生して、このコンテストで得た自身の経験を生かして、すべての女性に本来持っている自分の魅力を「食」から引き出すお手伝いもいきたいなと思うようになりました。
ひとつの肩書にとらわれず、もっと自由に・柔軟に生きていく女性のオピニオンリーダーとしても今後活動していきたいと思います!
結婚しても育児中でもママでも1人の女性として輝いていいんだ!と気づいて輝く女性を増やしていきたいです。
最後に一言
今目の前で起きていることは、自分自身が作り上げている。
どんなことが起きても受け入れ、そして認めてあげることが大事。
その先に必ず光が見えるから。
【野田 真実さん】インスタグラムはこちら!
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