皆さまこんにちは。
7/23(火)に行われる、ミセスユニバース日本大会ファイナリストの皆さまをご紹介しています。
ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡
こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします!
【赤平百合さん】プロフィール
「世界を見てきた日本女性のサポーター」
初めまして!
ミセスユニバースジャパン2024ファイナリストの赤平百合です。
ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ
“Women’s empowerment”。
このコンテストテーマにとても共感したからです。
18歳で単身渡米して、海外女性のエネルギーの高さと活躍する女性の姿に、素直にカッコイイと憧れ、たくさんの刺激を受けました。
日本から留学した私にはこのようにキラキラ輝いて映った海外女性の姿ですが、それでも女性たちは、women’s empowermentに関するイベントやデモなどを積極的に開催し、女性の可能性を信じ、更により良い社会づくりのために力を注いでいました。
「今私の目に映っている“カッコイイ女性の姿”は初めから与えられたものではなく、こうした活動を通して築いてきた証なのだ」と気づかされました。
と同時に私も、女性のempowermentのために力を注ぎたいと強く思いました。
更に3年前に母親になってからは、 出産の後遺症による腰の痛みと闘い続け、体や心のバランスをとることの大切さも感じています。
このコンテストを通して、日本女性のempowermentのお役に立ちたい、また自分の事を昔よりももっと好きになりたい!と私自身の挑戦のためにも応募しました。
全ての失敗と挫折を原動力にグローバルに活躍
人生で悩んでいた時期について教えてください
中学一年生の時に、自殺を考えるほど辛いいじめにあいました。
一年間続きました。
いつも元気で明るくスポーツも楽しむ活発な性格だった私ですが、何が原因なのかわからないまま、嫌がらせを受ける日々が毎日続きました。
こうしたいじめそのものが辛かったことはもちろんですが、私が本当に悩んだのは、心配をかけないようにと両親にも本当のことが言えず、大切な人に対して少しずつ嘘の上塗りをしなければならない自分や、いじめてくる相手の機嫌をとろうと“本来の自分を失くす”ような行動を取る自分のことが、どんどん嫌いになっていったことです。
日に日に自分を嫌いになっていく自分と、それをどうすることもできない自分の板挟みになり悩んでいました。
苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか?
高校2年生の時にブラジル人の留学生が私のクラスに入ったことがきっかけで、世界中の 留学生たちと友達になりました。
彼らと交流する中で、ありのままの自分を受け入れてくれる環境や考え方に共感し、大学はアメリカ留学を決意することができました。
高校卒業と同時に単身で渡米。
アメリカでは、コンプレックスだった長身(171cm)や人見知しりしない社交的な性格を、多くの人から褒められ逆に衝撃を受けました。
いじめられ“自分”を生きられない息苦しさを経験した私にとって、本来は「誰でも枠にはまらず“自分”を自由に表現して生きられる」という気づきは、私の気持ちを輝きでいっぱいにし、自信を与えてくれました。
大学では社会学と国際学を学び、特に興味を持った女性問題の勉強を通して、社会で弱い立場にある女性達のために働きたいと強く思い始めました。
大学在学中には留学生の生徒会長や寮長、女性センターや地域の女性団体で働きました。
卒業後はワシントンD.C.で戦争や紛争で苦しむ女性達の援助をする国際非営利人道組織でインターンをした後、社会的に不利な女性を支援する社会福祉法人に就職しました。
ホームレスや精神障害者、アルコールやドラック中毒などで苦しむ女性の為のソーシャルワーカーとして3年間勤めました。
中学時代、いじめをきっかけに自分らしく生きられなかった私ですが、環境を変えたことで付き合う人が変わり、本来の自分を自由に表現できるようになったことで、いち早く「自分のやりたいこと」に気づけました。
これは小さいながら私の成功ストーリーです。
それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか?
一度は企業で働く経験をつけたいと、 外資系ソフトウェア会社に転職をする事を決めました。
東京オフィスがまだ日本になかった為、ワシントンD.C.からシンガポールに引っ越し、そこで基本的なビジネスや営業を初めて学びました。
26歳のとき、私を含め三人の外国人で東京オフィスを立ち上げる事になり帰国しました。
ふるさと日本でのオフィスの立ち上げは希望に満ちてスタートしましたが、目の当たりにしたのは、日本企業の管理職や役員は殆どが男性という現実でした。
アメリカでは当たり前に女性が入り込んでいる役職に女性の姿がほとんどないのです。
また私自身、日本オフィスの代表としてキャリアを積んでいく上でも、目標としていたポジションをあっさり同年代の白人男性に決められてしまったりと、女性の社会的立場の弱さを痛感しました。
結局この会社でガラスの天井を壊すことができず、私が男性だったらそのポジションに選ばれていたのではないか、女性だから選ばれなかったのではないかというモヤモヤ感から疑問を抱き、それが頭から離れませんでした。
その後ヘッドハンティングを受け転職した外資の会社では日本オフィスの代表として立ち上げを任されましたが、海外本社と日本オフィスの企業文化のギャップが埋まらず、私は7ヶ月という短い期間で退職せざるをえませんでした。
自身のリーダーとしての力不足を感じ悔しさで一杯でした。
こうして35歳になってすぐ私は無職になり、一年間休息することを選びました。
アメリカ生活での経験から、日本の女性の活躍の場を広げるためのお役に立ちたいと奮闘したつもりですが上手くいかず、空回りしている自分に出口を見出せずにいました。
辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください!
一年間仕事を休み立ち止まった事で、自分としっかり向き合う時間が取れ、これからの自分のあり方について改めて考えることができました。
ジェンダーギャップの壁に何度も押し戻されて、それでも越えたいと思うのはなぜなのか?
日本女性のempowermentのために力を注ぎたい。
この想いが私の中に想像以上に強くあることに気づきました。
そしてここまで強い想いを持ち続けられるのは、辛かったいじめの経験や過去のキャリアでの挫折、悔しい経験があったからこそ。
これら失敗や挫折の全てが今の自分の原動力となり、ここまで成長させてくれたと心から感じられるようになりました。
私の大きな成功体験は、成功したことではなくむしろ、誰にも劣らないほどたくさんの失敗や挫折を経験してきたことだと感じています。
その中で何度も立ち上がり挑戦を続け、今なお、日本女性のempowermentのために思いをブレなく持ち続けられること。
これこそが、私の大きな成功体験であると思います。
私の現在と、ミセスユニバースジャパンを通して社会に伝えたいこと
一年間の休職の後、2018年に転職した外資大手IT企業で、私は今、日本と北アジア地域の一つのビジネスの部門を統括しながら女性グループリーダーとしても活動しています。
ダイバーシティー&インクルージョンの一環として多様性を受け入れる環境づくりと次世代の女性リーダーを育てる事をミッションに日々励んでいます。
一人では時間もかかりますし限界がありますが、仲間と共に活動しコミュニティを作り上げることで変化を起こすことが可能になることも、これまでの失敗や挫折を通して学んだことです。
信じ合い高め合えるチームワークは、素晴らしい結果をもたらします。
単身アメリカに渡り自身の道を拓いてきましたが、大きな壁を乗り越えるためには仲間の存在が必要だということがわかってきました。
日本社会の約半分の人口が女性であるのだから、日本をリードする女性が現れるのも本来は当然ですし、世界で活躍する日本女性ももっと増えてもらいたいです。
女性が、自分らしく楽しく生き生きと活躍できる社会を、この日本でも作りたい!
そしてそのためには、男性の協力も必要と考えます。
女性が活躍できる社会や環境の土台を作り上げていくためには、男女問わず多くの仲間が必要です。
仲間を得るためには、現状や課題について知ってもらうことが大切で、そのために私は、ミセスユニバースの活動を通してwomen’s empowermentについて広く知ってもらえるよう活動していきたいです。
お互いの力を認め合い、そして助け合うことで、日本中がもっと幸せになれることを信じています。
最後に一言
人生は短く、そして一度きりです。
誰でも後悔はしたくありません。
私たちの人生において、起きていることには全て意味があります。
あなたが今経験している辛い事も、悲しい出来事も、全てには意味があり、そしてそれは、あなた自身が必ず乗り越えられるからこそ起きているのです。
周りには手を差し伸べてくれる人が一人でもいることを信じてください。
一人じゃないことを忘れないで!
自分のペースで大丈夫。
前を見ることだけは諦めないでください。
勇気を出して行動を起こす。
それだけです。
その時は自分を沢山褒めてあげてください。
あなたという人間は一人しか存在しない特別な存在です。
自分を誇りに思うことを忘れないでください!
You are a beautiful soul. Remember to be kind to yourself.
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7/23(火)の日本大会開催まで、一人一人が様々な形で努力を続けています。
ぜひ皆さまも応援お願いいたします!
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