皆さまこんにちは。
7/23(火)に行われる、ミセスユニバース日本大会ファイナリストの皆さまをご紹介しています。
ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡
こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします!
【濱四津景子さん】プロフィール
ピアノは母からの人生最高の贈り物
初めまして!
ミセスユニバースジャパン2024ファイナリストの濱四津景子です。
ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ
まず1番には、変わりたい、変わらなきゃ、という自分に対する気持ちがきっかけです。
そしてコンテストを通して確実に輝いていく女性の方の姿を知って、私も変われるかもしれないと希望を抱きました。
私は現在、ピアノを教え、娘、家族、親友にも恵まれ、その面でとても幸せと言えます。
ですが、恋愛、仕事、結婚、出産、子育てなど、人生における様々な出来事を経験していく中で、行き詰まること、女性としての幸せってなんだろう?と、疑問に思うことも多く、 俯いてしまう自分とちゃんと向き合わなければ、と感じでいました。
〈仕事〉の一面、〈母親〉としての顔、自分にある様々な面を取り除いて、〈人〉として自分自身を見つめた時、欠けている部分、まだまだ成長しなければならないことが多くありました。
何より〈女性〉としての部分、在り方や、自信、こんな女性になりたいと描く理想の姿、 こういった意識が自分の中でいつの間にか抜け落ちていたことに気付かされました。
女性として大切にされたい、幸せでいたいと願いながら、 女性であることの喜びや誇りを自分が大切に出来ていませんでした。
成長するための方法は色々ありますが、 このミセスの大会だからこそ、女性としてのスキル、心を磨くことが出来るそんな挑戦の場所だと感じています。
女性であることをもっと大切にし、誇れるように、この挑戦を通して未来の笑顔に繋げたいという気持ちです。
〈 愛でる 〉愛されるより 愛すること
人生で悩んでいた時期について教えてください
私は4歳からピアノを始めました。
女の子にはピアノを習わせたいと、母が姉と私の2人に習わせてくれました。
子どもの頃は、レッスンも、家での練習も大好きで、新しい曲に進む時のワクワク感がたまらなく好きでした。
学生の頃、空の飛行機を見ると「将来、あの飛行機の向かう先に、自分のピアノが必要とされるくらいになればいいな」などと思っていました。
何事も本格的にやり出すと、楽しいだけではなくなりますが、 私もピアノ科に入るまでの道のりは、やはり厳しくなり、土日のレッスンも気が重く、また、学校のクラブに入っている友人たちがとても羨ましく思え、練習したくないと思うことも多々。
何しろひたすら地味な部分練習の繰り返しで、気が遠くなりそうでした。
練習する時も、部屋の壁は白、ピアノは黒、鍵盤を見てももちろん白黒、楽譜さえも白い紙と黒い音符、どこを向いてもモノトーンしかない空間。
自分が弾く手を止めると、音すら世界からなくなる。
いつも1人で、言葉を交わすことも少ないからか、辛かったのか、 部屋でひとり、バッハの悲しい旋律を練習していると訳もなく泣けたこともありました。
そのような大変さもありましたが、いざ社会人になるという時、それまで努力してきた音楽が、なかなか仕事として形にならないという現実にぶつかりました。
音大の就活ルームに行っても求人は無いに等しく、良さそうと思った求人も数年前の募集。
そのくらい就職は厳しく、ピアノ講師や教員という選択肢もありましたが、私はもっと演奏で音楽に携わりたいと思っていました。
音楽は、癒しや喜びを人に与える力が大きく、私自身もピアノと二人三脚することで常に支えられていたので、それを伝えられる形を見つけたかったんですね。
でも、卒業したものの、仕事は無い。
海外で勉強することを両親に相談しましたが反対され、それを説得も実現も出来ない弱い自分。
編入も上手くいかなかったこともあり、本当にどうしたら良いのか、途方に暮れる思いでした。
そして母とも長い期間、口を聞かなくなるという態度を取ってしまい、家族ごと苦しい時期だったと思います。
私にピアノを与えてくれた母に悲しい思いをさせてしまって、本当に申し訳ない気持ちも重なりました。
苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか?
これは本当に幸運なのですが、その後、楽器店の受付けやアルバイトをしようかと思い始めていた頃、自宅の郵便ポストに1枚のハガキが入っていました。 グランドピアノの絵が目に止まり、見てみると 「ピアニストになりませんか?」「ピアノ奏者募集」と書かれていました。
宛名には私の名前が書かれていて、どこからどうやってこの葉書が私の元へやって来たのか、しかもこのタイミングで?と不思議で仕方がありませんでした。
飛びつくように、すぐ連絡先に電話しました。
このような葉書を受け取ったのは、人生でこの1回きりです。
後で、事務所の社長に聞くと、ちょうど神戸に事務所を立ち上げた時で、奏者を募集するのにその年の卒業名簿から、何人か選んで送っただけよ、と言われました。
偶然なのか強運なのか、とにかくそこから私のプレーヤー人生が始まりました。
それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか?
オーディションの後、コード譜アレンジの勉強が始まりました。
メロディーだけの楽譜にコードが書かれてあり、それを即興で演奏するというものです。
コードも1からの勉強で、クラシック以外の音楽もそれまであまり聴いてこなかったので、知らない曲も多ければ、アレンジするにも引き出しが少なく、最初は時間もかかり、苦戦しました。
知らない、経験が少ないということは勿体無いことだと実感もしました。
それから半年ほど経って、少しずつ仕事をもらえるようになりましたが、初めて披露宴のピアノ演奏を担当した時は、あがり症もあって緊張もMax、サザンが好きな新郎新婦からのリクエストは全てサザンの曲。
クラシック以外のリクエストにこたえるだけで準備も本番も必死で、 初めての披露宴演奏の仕事は、プレーヤーには向いていないんじゃないかと落ち込む出来でした。
それくらいクラシックで学んできたこととはまた別の能力が必要でしたので、その後も本番で納得のいく演奏が出来るようになるには、思った以上に時間と努力が必要がでした。
収入としても音楽1本でやっていくには不安定で、午前中は歯科医院でアルバイト、午後はピアノレッスンも始め、土日は披露宴のP.Aに出て勉強したりと、休日がないような日々を過ごしていました。
辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください!
良い時もそうでない時も、どんな時もピアノと離れることはありませんでした。
そのおかげで音楽からたくさんの充実を得ることが出来ています。
挙式、披露宴の演奏では多くのご縁を頂き、東京、名古屋、大阪、と、新幹線そして飛行機で移動する、ということから言えば、過去に描いた〈飛行機で空を跨ぎピアノを届けにいく〉といった夢はある意味で叶ったかな、と思っています。
またボーカルのユニットを組んでの活動では、いつもソロで奏でていた音楽が、メンバーと奏でることでさらに楽しさも感動も広がり、音楽ってやっぱり楽しいものなんだと再認識出来たことも大きな収穫でした。
小さいですがステージに出て、曲終わりにスポットライトの光の中、拍手をもらった時には、達成感という最大の報酬も味わうことが出来ました。
ピアノレッスンの指導では生徒さんや保護者の方に恵まれ、学生コンクールの指導で7年かけ、最終的に、最優秀賞、金賞受賞の結果にたどり着くことが出来ました。
表彰で最後に生徒さんの名前を呼ばれた時の興奮は私も生徒さんと同じくらいの大きさでした。
私にとって人生の中で、一貫してピアノがそばにあること、 〈自分イコール〉というものが持てたことも宝物です。
ピアノのおかげで、いくつもの最高の喜びを得ることが出来、また辛い時にはピアノが全てのことを忘れさせてくれる、そんな大きな存在にもなっています。
私が4歳の頃にピアノに出会ったことが、そもそもの大きな成功だったと思います。
ピアノは母が私にくれた人生最高の贈り物です。
私の現在と、ミセスユニバースジャパンを通して社会に伝えたいこと
現在、ピアノレッスンの仕事、そして子育てをしています。
女性の社会進出、女性も働く時代と言っても、子育て、家事をしながら仕事をしていくには、まだまだ壁にぶつかることが沢山あります。
そのような日々、自分のことは後回しで、心身共に疲れ、笑顔を忘れてしまったり、ワンオペ、シングルファザー、マザーだと更に大変だと、私もよく分かります。
男女共に、仕事や家庭のことを平等に出来る時代が来るのは、今の若い世代の方が 社会の先頭に立って活躍するようになってからのことかな、と感じています。
仕事、育児との両立の大変さが分かる分、今同じように頑張っている女性の味方になりたいと考えるようになりました。
そのために、私の出来る〈音楽〉の力を活かして、コミュニティや音楽イベントを計画し、心に癒しや充実をプラスして頂けるような活動が出来ればと思っています。
そしてイベントやコミュニティでは、結婚したり母親かに限らず、女性でも男性でも「溝」のないコミュニティであることも鍵だと考えています。
地域全体でマザリングすることが、お互いを支え、近い未来を明るくすると思います。
そんな社会支援が出来る女性を目指したいと考えています。
最後に一言
〜元気がなくなってしまう〜 そんな時。
最近、ある言葉に出会い、救われた気持ちになりました。
「いいじゃないですか。どうして自分を責めるのですか? 他人がちゃんと必要な時に責めてくれるのだから、いいじゃないですか 」 アルベルト・アインシュタインの言葉です。
悩んだり思うようにいかない時、自分を責める人がとても多いそうです。
でも自分を責めなくていい。
必要があればちゃんと誰かが勝手に責めてくるもの。
だからその分、いつも、自分が自分の味方でいることが大切だそうです。
この言葉が、今のままで、今の自分でもいいと言ってもらってるようで、救われる思いがしました。
私も乗り越え方がわからなくなってしまうくらい、落ち込むこともあり、自分を責めたりネガティブなことを考えがちです。
でもそうすると、いつも思ったこと、願ったことと真逆の方へ進んでいました。
自分の味方は自分がしてあげないと、と思い、 悲観するより、受け入れ、自分も周りも愛でるように意識しています。
最初は愛でることを意図的にしていましたが、自然と愛でる気持ちを心の中に持てるようになり、そうすると心ごと、とても優しくいられると感じています。
〜愛でる〜ことは周りの人を幸せにし、いつかその幸せは自分にかえってくる、 幸せが循環するそうです。
元気が出ない時、自分自身を抱きしめてあげられると良いのかなと、思います。
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7/23(火)の日本大会開催まで、一人一人が様々な形で努力を続けています。
ぜひ皆さまも応援お願いいたします!
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