皆さまこんにちは。
7/15(火)に行われる、ミセスユニバース日本大会ファイナリストの皆さまをご紹介しています。
ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡
こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします!
【冨山裕子さん】プロフィール
銀行員として働く、波瀾万丈なシングルマザー
初めまして!
ミセスユニバースジャパン2025ファイナリストの冨山裕子です。
ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ
以前からこのようなコンテストに挑戦してみたいと思っていましたが、「私には無理だ」という自己否定の気持ちに囚われ、挑戦を諦めていました。しかし、16年間信じていた相手に裏切られるという辛い経験を経て、ある方からの励ましと勇気を受け「やってみよう」という決意が芽生えました。
なぜ、このコンテストなのか…
それは、幼い頃から母親の姿を見て育った影響が大きいからです。
私の理想の女性は母親です。好きなところも嫌いなところも含めて、母親の全てが私の理想です。
母は教師でもあり、厳格な一面を持つ人でした。反発する事も多々ありましたが、歳を重ねるにつれて、家族のこと、仕事のこと、子育てのこと、祖父母の世話など、数多くの責任を抱えていたことを理解するようになりました。
母も私と同じく心配症で、時にはおせっかいでせっかちです。
一方で、母は自分自身のこと、ファッションやメイクにはあまり気を使わない人でした。もっとオシャレして出かければいいのに、と思ったこともあります。しかし本当はファッションやメイクに興味がなかったわけではなく、家族の事、家の事…そういった自分以外のことを優先していたため、そんな暇や余裕すらなかったのだと思います。
時は経ち、私も娘を持ち、彼女が何より優先の生活の日々。自分のことは二の次という思いで生活してきましたし、シングルマザーという状況でも彼女に寂しい思いはさせたくないと必死でした。
そんなパンパンな毎日が続いたある日、信じていた人に長期にわたって騙されていたことが発覚、私は安定の拠り所を失い、心がボロボロになりました。
人間不信、自己肯定感の消失、何もかも、もうどうでもいい、私なんていない方がいいとさえ思い、悩み逃げ出したくなっていた時、神様がくれた素敵な出会いがありました。
そしてその方の言葉で、私は救われました。
何もかも一人で抱え込んでいた私の心を解放し、前を向く力をくれたのです。
何事もチャレンジしなければ始まらない、最初の一歩を踏み出すことが大切だとその方は私に教えてくれました。
このコンテストを通して、自信をつけ、私を支えてくれた、救ってくれたその方に恩返しをしたいのです。
「ありがとう」という言葉だけでは伝えきれない感謝の気持ちを形で表したい。そして、同じように悩む方々の力になりたいと心から思っています。
未知の経験をすることで自分の世界観を拡げ、これからの人生を笑顔で明るく生きていきたい。
私の目標は、このコンテストで得た経験を通じて、より多くの方々にポジティブな影響を与えることです。特に、辛い経験を乗り越えようとしている方々に対して私がその方から教えてもらったこと、勇気と希望を今度は私が届けたいと思います。
このコンテストへの応募は、私にとって大きな挑戦であり、自分自身の成長と変化の大切な一歩です。
困難を力に変える光を求めて、自分らしく生きていく
人生で悩んでいた時期について教えてください
私は小学生の頃から、何事も諦めたくないという強い意志を持ち、真面目で負けず嫌い、芯の強い頑固な性格でした。皆に信頼され、先頭に立ってリーダーシップを発揮することが好きで、華やかな世界に憧れる目立ちたがりな一面もありました。しかし、精神的な弱さも抱えていました。
心配し過ぎたり、考え過ぎたり、人の気持ちを過剰に考えすぎてしまうことが多かったのです。
小学校5年生から中学受験を目指して塾に通い始めましたが、ある時突然、説明のつかない恐怖と不安に襲われました。食事も喉を通らず、塾に行っても訳もなく涙が出でくる日々が続きました。プレッシャーや成績が思うように伸びない自分への不甲斐なさなど、様々な感情が溢れ出し、初めて自分の弱さに直面することになりました。
ある晩、深夜まで勉強していた時、ふと窓の外を見上げました。広がる星空を見て、自分の小ささと、これからの道のりの長さを強く感じ、途方に暮れた事を覚えています。それでも、意地や両親に迷惑をかけたくないという感情から誰にも相談できず一人で抱え込んでしまい、その結果、感情が爆発して最悪の状態に自分を追い込んでしまいました。
この時から、自分という存在を否定したり、他人に全てを打ち明けられない、どこか殻に閉じこもった部分が見え隠れしていたのかもしれません。
苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか?
私は苦しい状況の中でも、なんとか中学受験を成功させ、第一志望の私立中学に入学することができました。
この成功は、私にとって大きな自信となり、少しずつ自分を取り戻すきっかけとなりました。
合格発表の日、掲示板に自分の番号を見つけた瞬間、涙が溢れ出し両親と抱き合って喜んだ事を今でも鮮明に覚えています。
それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか?
中学に入学し、歌が大好きだった私は、思い切り歌いたいという理由で合唱部に所属しました。中学2年生からは部長という大役を任され、毎年定期演奏会を開催し、いくつかのコンクールにも出場して受賞経験を積みました。
また、毎年老人ホームを訪問し、入居者の方々に喜んでもらえるような演奏会を実施していました。
少しでも多くの人に喜びと元気を届けたいという思いで活動していました。
しかし、ここでも多くの問題に直面しました。合唱部というと、体育系の部活と比べると楽なイメージがあるかもしれませんが、良い声を出す為には体力作りが不可欠であり、部員全員の心が同じ方向を向いていなければ、美しいコーラスやハーモニーは生まれません.その為、ほぼ毎日練習に明け暮れていました。しかし、部員同士の意見の食い違いや、練習方法の違い、それぞれのモチベーションや目標に対する熱意の違いなど、様々な問題が山積みでした。人をまとめていくことの難しさを痛感し、責任感やコミュニケーション能力、そして日々の信頼関係だけでは不十分であることを実感しました。
ある日、部員の一人が泣きながら、「部長、もう無理です」と言った時、私は自分の無力さを痛感しました。この時もまた.中学受験の時と同様、精神的に追い込まれ食事ができず、体重が2ヶ月で20kg近く減少するという身体的な症状に見舞われてしまったのです。
辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください!
突然の体重減少、大病でも患ってしまったかと思うほどの身体的な症状に家族はもちろんのこと、周囲の先生方や友人にもとても心配をかけてしまいました。しかし、多くの人に支えられて自分なりに気持ちを切り替え、どうしたら上手くいくのか試行錯誤を繰り返しながらも部員の結束力を固め、なんとか状況を改善することができました。
最後まで諦めずにやり遂げられたことは、私の自信にも繋がり、部員や先生方からも感謝の言葉をいただけることができた事で、自分のやってきたことは間違いではなかったと思える良い経験の一つとなりました。
また、苦しみながらも頑張って入学したこの中高一貫教育の学校で学んだことで、女性としてどうあるべきかという教育を受け、貞操観念のある女性として成長することができた事は、私にとって貴重な財産となっています。
私の現在と、ミセスユニバースジャパンを通して社会に伝えたいこと
その後就職も順調に決まり、上場企業に就職することができ、いわばレールに乗って進む人生を歩んできました。就職して3年、25歳の時に大学時代の交際相手と結婚し28歳で娘を出産。しかし、出産一年後に様々な問題が原因で別居することになりました。夫が無断で仕事を辞めたり、妊娠時の彼の冷淡な態度に苦しみ、離婚を決意。離婚調停では解決せず裁判にまで発展し、ようやく31歳で離婚が成立しました。
この頃から少しずつ人生の歯車が狂い始めました。
離婚後に紹介で出会った男性と16年間交際しましたが、彼の以前からのモラハラ的な行為により精神的に限界を迎えたことがきっかけで、実は16年間ずっと騙されていたことが発覚しました。何もかも全てが嘘だったのです。彼のモラハラによる心理的操作で、自分の価値を見失いました。反論や抵抗も無意味であり、「自分には価値がない」「ぜんぶ自分が悪い」と思い込むようになりました。自己否定的な思考から、些細なことでも決断できなかったり謝罪の言葉をすぐに口にしてしまうことが常態化しました。その結果、パニック障害、不安障害を発症し、自分の思いは言わない方が楽だと感じるようになってしまったのです。16年間の裏切りは想像以上に私を苦しめました。一度は結婚しようと愛した人からの裏切り、自分自身の選択を責め、今までの人生が無意味であったのではないかと全否定してしまう日々。彼に対する憎しみ、怒り、失われた時間とお金…その感情が抑えきれず、自分をどうすることもできませんでした。
しかし、仕事や家族に迷惑はかけたくないという思いから、誰にも相談できず、誰も信じられず、誰にも甘えたくないという感情が先に立ち、一人で抱え込んでしまったことで、「私は必要ない存在なんだ」「死んでしまいたい」とまで思い詰めてしまいました。
そんな時、ある方と出会いました。
その方が私の心に寄り添い、心の叫びを聞き、辛い気持ちに共感してくれたことで、本当の自分を曝け出すことができたのです。
どれだけ救われたか、言葉では表現しきれません。
神様はなぜ試練ばかり与えるのかと思ってしまう程でしたが、それは間違いでした。素敵な出会いを与え、どん底にいた私に光を差してくださったのです。
人と人との出会いは偶然ではなく必然なんだと思いました。その方は私にこう言ってくれました。
「あなたは本当によく頑張ってきたんだね。自分を責める必要なんてないんだよ。誰にでも弱い部分はあるし、頼ったり甘えたりしてもいいんだよ。あなたは一人じゃない。誰がなんと言おうと、私はあなたの味方だから、一緒に頑張ろう。」
その言葉に、私は自分を許すことができました。それからは少しずつ自分を取り戻し、今まで一人で抱え込んでいた感情を周りの人に話すようになり、心の重荷が軽くなっていくのを感じました。
そして、このコンテストに応募する勇気と希望を持つことができ、心に灯りを灯すことができました。
その方が教えてくれたのは、自分を大切にして、自分自身を信じることが何よりも大切だということです。今まで辛い経験をしてきた分、これから先は幸せしかない。今までの経験は決して無駄ではない。自分らしく、自分のペースで進めばいい。他人を見て焦るよりも自分の幸せを見つけることが大切だと。
この事を私は、同じように悩んで苦しんでいる方々に伝えていきたいと思います。
最後に一言
あなたが今どれほど辛い状況にあるか、心からお察しします。人生には厳しい時もありますが、あなたはこれまで多くの困難を乗り越えてきた強い人です。そして、その強さはあなたが他の人を支え、助けるために自分を犠牲にしてきたからこそ培われたものです。
でも、時には自分を大切にすることも忘れないでください。あなたの心と体は休息を必要としています。自分を見つめ直し、癒しの時間を持つことは決してわがままではありません。むしろ、それはあなたがさらに強く、そして幸せになるために必要なことです。
弱さを感じることは成長の証であり、それを受け入れることで新たな力を得ることができます。あなたの周りには、きっと支えてくれる人たちがいます。どうか、助けを求めることを恐れないでください。人は一人では生きていけません。支え合い、助け合うことで、より強くなれるのです。
今は辛いかもしれませんが、この困難な時期も必ず終わりが来ます。その先には新しい希望と光が待っています。自分自身を信じて、一歩一歩進んでいってください。他人と比べることなく、自分のペースで進むことが大切です。
あなたの存在はかけがいのないものです。あなたが周りの人々に与えている愛と支えは、必ずあなた自身にも戻ってきます。どうか、自分を大切にし、自分の価値を見失わないでください。あなたの笑顔が再び輝く日が来ることを、そしてあなたの心に少しでも温かさを届けられることを心から願っています。
一緒に頑張っていきましょう。
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7/15(火)の日本大会開催まで、一人一人が様々な形で努力を続けています。
ぜひ皆さまも応援お願いいたします!
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