皆さまこんにちは。
7/15(金)に行われる、ミセスユニバース日本大会ファイナリストの皆さまをご紹介しています。
ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡
こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします!
【中園 智由希さん】プロフィール
真のおもてなしを追究し続ける女将
皆さま、はじめまして。ミセスユニバース2022ファイナリストの中園 智由希(なかぞの ちゆき)と申します。
わたくしは、自然の中に囲まれた老舗旅館に嫁ぎ、取締役兼女将をして参りました。
結婚以前は、アパレルメーカー勤務を経て、ルームウェアのブランドを立ち上げ独立。
その後、主人と出会い結婚致しました。
結婚後、主人から、わたくしの夢を旅館で叶えてみるのはどうかという提案と、力になってほしいという要望があったため、そのまま何も知らない世界に飛び込むことになりました。
現在は、旅館を支える裏方として、館内のコーディネイト、オリジナルデザインを主に行なっております。
料理長と共に、料理演出やオリジナルメニューなども考えます。
心あたたまる旅館を目指し、一人一人に合わせた究極のおもてなしを追い求めています。
女将になるまでの道のりは、想像以上に厳しいものでありましたが、お客様との沢山の出会いや感動、あるいは驚きや喜びなど様々を感じられた時間は、わたくしにとって、素晴らしく充実したひとときであり、今ではそれが最高の財産であります。
趣味は、クラシックバレエ、華道、茶道、乗馬、映画鑑賞、アウトドア、旅行、料理、カフェ巡り
どうぞ宜しくお願い致します。
ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ
数あるコンテストの中で、外見の美しさだけではなく、内面の美しさをも評価し、1人ではできない社会貢献ができるミセスユニバースは、どんなコンテストより魅力的でした。
大島一恵代表の考え方や行動力の全てに感銘を受けました。
Bellissima Japan様の行っていることが、わたくしが人生においてやり遂げたい、そのものであり、とても心を惹かれました。
また、病気と闘う息子が背中を押してくれたこともありました。
コンテストの魅力を一番理解しているのは息子かもしれません。
もう一度、輝いた母の姿を見せてほしいという願いに応えたいと思いました。
おもてなし文化を通して学んだ、生きる事の本質
人生で悩んでいた時期について教えてください
息子が夢を叶える為、地方から遠方の進学校に入学してから、約2年半後、突如として息子の身体に異変が起こったことです。
足に力が入りづらくなり、歩きにくくもなり、身体の痛みを訴えるなどの症状でした。
食事も摂れなくなり、段々と痩せていく、そんな息子の姿を見て、わたくしは絶望を感じておりました。
学校に行きたい。
勉強させて。
僕が何をしたって言うのと泣き叫ぶ姿。
当時、息子もわたくしも、突然の状況を受け入れる事ができませんでした。
小さな頃から思いやりがあり、とても優しい子で、探究心も強く、誰からも愛されるような子だった息子が変わり果て、毎日、学校の入り口まで背負って送迎することに…
そんな状況を客観視して涙を流す日々でした。
夏になったら…秋までには…冬になったら…春にはきっと…
それからしばらく、なかなか元気にならない息子の状態をみて、わたくし自身、とても不安を感じ始めました。
この状況がいつまで続くのだろうか。
本当に息子は以前のような身体に戻れるのだろうか。
その不安をかき消すために、息子はいつか必ず元気になるはずだと、息子に言いながらも、自分にも言い聞かせ、何度も自分を奮い立たせながら、辛い日々を過ごしました。
泣いてはいけない。
母は強くなければと思えば思うほど、胸から込み上げてくる気持ちを抑える事が出来なくなり、涙が溢れ出し、止まりませんでした。
どうして、こんな事に…
何件も病院を回り、検査入院を繰り返しましたが、原因は分かりませんでした。
不安に駆られながら過ごす生活が続き、息子も心身共に疲れ果てた頃、必然的に成績も下がっていきました。
すると、息子の周りの同級生の友人達は、そんな姿を見て、哀れむどころか、見下す発言も多くなり、近づかないようになりました。
それでも歯を食いしばって耐えながら学校へ通いました。
わたくしに出来る事は、あたたかいごはんを作る事と、息子の話を聞いては励まし、全力でサポートすることだけでした。
息子の病気を治す事も、代わってあげる事もできない。
本当に無力だと感じておりました。
また、その間、わたくしは、仕事の事も同時に考えなければなりませんでした。
週に3回は、息子の場所から会社まで、日帰りで往復6時間かけて運転していました。
睡眠時間を減らし、そんな中でも、自分の事よりも、働いてくれる大切なスタッフをサポートする事を優先するよう心がけていました。
息子が検査入院を繰り返す事になった際は、スタッフに寄り添う事が難しくなりました。
すると、次第に離職者が増えてしまい、自分の責任だと感じていました。
さらには、女将が周りから認められるには、毎日いなければいけない、と家族から言われ、子供の面倒と仕事とどっちが大切なのかを問われました。
どんな時も旅館業を続けてきた家族にとっては、きっと中途半端な女将だったのでしょう。
とても辛く悲しい決断でしたが、お休みせざるを得ない状況となりました。
その上、コロナ禍で、観光業は厳しい状況になり、愛する主人はそれ以来、なぜか人が変わったかのようになってしまいました。
共に頑張ってきた同士だったのに…とても心を痛めました。
主人からは、子供の病気の治療で休ませるだけだと、こちらから指示する仕事をしてもらうだけでいいと言われ、実際にお客様をお迎えする事はできなくなりました。
不幸にも、辛い環境に押し付けられてしまったわたくしは、毎日、自問自答し自分を責めつづけてきました。
いつの間にか笑顔でいる自分はもういませんでした。
誰にも言えない、相談もできない状況。
夜中に夢と現実がわからなくなるだけではなく、どこにいるかもわからなくなり、裸足で外にいることもありました。
我に返り息子の元へ急いで、涙を流しながら、しっかりしなきゃ、母親なんだからと自分に繰り返し言い聞かせていました。
毎日、眠る事が恐怖になっていきました。
いつも落ち着かない自分をどうにかしなければと思い付いたことは、冷蔵庫を開け、食べものを探しては常に食べ続けることでした。
お腹も空いていないのに、飲み込むように口に放り込むようになり、気が付けば、自分は変わり果てた姿になっていました。
体重は、15キロも増え、身体は浮腫み、動く事もできなく、とても醜い姿に…
とても苦しい時期でした。
苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか?
その後、息子は、医師や学校カウンセラー、塾の先生のあたたかい応援のおかげで、笑顔がだんだん戻ってきて、体調は少しづつ改善され、無事学校を卒業する事ができました。
そして、息子は、心のブレーキをかける事や、自分自身にも寄り添う事の大切さを教えてくれて、このコンテストに参加するよう、わたくしの背中を押しました。
これが、わたくしが前向きになれたきっかけであり、それだけではなく、家族にも大きな影響を与えてくれる大切なものだと感じております。
息子の疑われている病気については、まだまだ気を抜く事ができない状況ですが、現在は、夢に向かって最後まで諦めない、より力強い意志を持っている息子の姿を心から嬉しく思い、わたくし自身も最後まで諦めないと、心に誓いました。
それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか?
しかし、苦しい日々が続いたことで、わたくしは自分を信じられなくなっていました。
会社がどうこうではなく、周りがどう思うかでもなく、自分を信じ、自分という主語で語る事ができなくなっていることに、初めて気が付きました。
自分の子供に、悩んだり迷っている姿を絶対に見せてはならないと思って生きてきましたが、当時は、コントロールができないほどになっていました。
わたくしは、そんな自分をどうしたら良いのかと考え、苦しみ、自分の事だけで精一杯でした。
そのとき、息子がまた、学ぶ姿勢を変える事を教えてくれました。
人生を最大限に豊かにするためには、人の為だけではなく、少しだけでも自分を大事にしてみてほしい。
自分に対して喜んだり、感動する為に、好きな事を始めてほしい。
そして、より輝いた人生を歩むため、自分と向き合うために、という心持ちで、このコンテストに参加しに行ってほしいと息子は強く願っていました。
しかし、当時のわたくしは、なかなかそのメッセージを受け取れず、時間がかかってしまいました。
辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください!
その後、これという大きな成功体験は未だありません。
このコンテストを乗り越えた先の自分自身の姿が大きな成功体験となると思っております。
今後のわたくしに関して目標は、妻として、母として、そして女将として歩んできた自分にとって、今後の新たな自分とは何であるのか、探し続けること。
自分を恐れず、信じてみること。
これらが、このコンテストをきっかけに、試すべきことだと考えております。
どうかあたたかく、見守って頂きたいと思います。
私の現在と、ミセスユニバースジャパンを通して社会に伝えたいこと
わたくしは、仕事や息子の件を通して、たくさんの苦労を経験し、そこからたくさんのことを学びました。
自分とはどんな人間であるのか。
自己理解を深めていくことで、人生を最大限豊かに生きられるのだと思いました。
そして、自分自身を深く理解することは、自己成長へと繋がっていきました。
その成長が、社会へと伝える何かになっていく、つまり社会貢献になっていくと考えております。
これからも、自分自身が得た学びを人々に伝え続けていきます。
学びを伝えることが、何らかの形で人のためになって、それが社会のためになっていくことを考えると、わたくしはとても幸せを感じます。
その幸せを感じるまでのプロセスを伝え、たくさんの人々に共有していきたいと、心から思っております。
世界中の人々のために、そして、社会のために。
最後に一言
学びの向こうには、自分自身を心から愛し、強く美しく輝く真の自分に、必ず出会うことができます。
共に、自己理解を深めて、豊かな人生を送りませんか。
【中園 智由希さん】インスタグラムはこちら!
https://www.instagram.com/chiyuki_nakazono/
7/15(金)の日本大会開催まで、一人一人が様々な形で努力を続けています。
ぜひ皆さまも応援お願いいたします!
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