海外でモデル活動をするには、何から動けば良いのか?
どんな仕事の種類があるのか。
日本ではフリーランスモデルで活動しているけど、大丈夫なのか。
初めて海外へ挑戦する時って分からないことだらけですよね。
そんな方へ、ヨーロッパでモデル活動をしていた実例をもとに、海外での始め方〜お仕事を掴むまで
どのような流れなのか、何が必要なのかをシェアします!
モデルとエージェンシーの間で行われるやりとりは、それぞれ違います。
あくまでご参考程度になれば幸いです。
モデルエージェンシーへ所属
まずは、活動したい国にあるモデルエージェンシーへの所属が必要です。
海外で活動するモデルとしての第一歩ですね。
日本でフリーランスとして活動していても、採用さえしてもらえば所属は可能です。
しかし、マザーエージェンシーの有無は聞かれることがよくあります。
モデルはあくまで個人事業主で、海外のエージェンシーへは「所属=委託」している形になるんですね。
どの会社がそのモデルを取りまとめているのかは、明確である方が信頼性が持てます。
どうして持っていないのか説明はできる方が良いですね。
さて、現地で所属が決定することで、活動のマネジメントが始まります。
コンポジットの発行やブックの製本は、基本エージェンシーが行います。
過去に撮った質の良い写真を提出するか、テストシュートを重ねて資料を作っていきます。
モデルキャスティングで欠かせない資料なので、必ず受け取りましょう!
モデルキャスティング
契約が済んだらその日または翌日から早速キャスティングに行きます。
エージェンシーへの所属で仕事が確約されるわけではなく、ここからがスタートです!
平日がメインでキャスティング情報を受け取ります。
この際、LINEやWhatsappのような連絡アプリではなく、メールが基本です。
海外でも使えるメールアドレスを取得しておきましょう!
例えば・・・
- Client
- Job
- Day
- Casting time
- Ask for
- Note
このような内容がまとめられたメールがほぼ毎日届きます。
週末は休み、または仕事に行きますが、キャスティングが入る事だってあります。
1日のキャスティング・ジョブ・フィッティグスケジュールは1〜10件前後。
当然モデルによってキャスティング量は変わります。
マネージャーから送られてきたスケジュールをもとに、ご自身で向かう順番を決めます。
エリアの距離感に慣れるまでは本当に大変ですが、頑張って!
リアルタイムでマネージャーから追加が送られてくることもあるで、こまめに連絡はチェックしましょう。
- キャスティングにはシンプルな服装で
バッチリのヘアーセット、メイク、お洒落をしていくのが重要ではありません。
モデルとしての素材を見せに行くので、清潔感のある素のままが基本です。
また、服装は無地のシャツ・キャミソール・スタイルの分かるボトムスが無難です。
自分の好きな自分と、海外が好む自分とは相違があるんですよね。
なので何が良いのか決めきってしまわずに、そのままの自分を出し切ってください!
どんなことをするの?
コンポジットとブックの提示、ウォーキング。
これらは大体のキャスティングで行います。
仕事内容によって簡単な質疑応答もありますよ!
また、フィッティングはその場で行われることがあります。
目の前で帰らされるモデル、フィッティングに入るモデルが分けられていきます。
限られた時間で多くのモデルを見ている中、全くのイメージ外であれば当然ですよね。
堂々と挑むことは大切ですが、一喜一憂しないよう切り替えていきましょう!
お仕事の種類
- Look book
シーズンごとに発表されるカタログモデル - Show room
ブランドが関係者向けに発表する際に着用するモデル - E-commerce
ウェブサイトに使用する撮影モデル - Show
ファッションウィークなどのショーモデル - Campaign
シーズンのメインとなるイメージモデル - Hair catalog
ヘアーサロンのカタログやポスターなどの撮影モデル
など様々あります。
国のエリアによって仕事の種類に特色があります。
モデルのお仕事は、現地のクライアントがイメージするモデルに自分自身がフィットすることが重要ですね。
自分の目指しているモデルのお仕事は、どの国が盛んなのかを経験者に聞いてみてはいかがでしょうか。
キャスティングの後は?
即日マネージャーから合格の連絡が届くこともありますが、
多くは2度目・3度目のキャスティング(コールバック)やフィッティングのメールが届くので、確定するまでは気を抜かず挑みましょう。
最終的にお仕事として確定したら日程とクライアント名が届きます。
数は多かれ、いつ行ったキャスティングか覚えているので、嬉しい瞬間ですよね!
ここまでお読みくださるとお気付きかもしれませんが、
流れとしては日本でモデル活動をしていても大きな違いはありません。
繰り返しキャスティングへ行き、仕事を掴む。
しかし海外へ行くと当然ですが、自分自身が外国人です。
現地のキャスティングのスタイルを、どんどん吸収していってください。
今回は割愛しますが、エージェンシーへの訪問アポ、体作り、英会話の取得、モデルスキルの向上は言うまでもなく必要です。
トラブル回避のために
日本ではフリーランスとして知人やSNS経由でモデル募集に応募するなど、活動しやすいですよね。
海外ではフリーランスのまま、ファッションブランドのキャスティングに辿り着くのは難しいです。
確かに、所属していなくともモデル案件などは見つけようと思えば見つけられますが、日本よりも少し慎重になって動くことをおすすめします。(主観で申し訳ありませんが。)
また、所属しているエージェンシーがありながら、与えられたキャスティング以外に行くのもマナー違反です。
多すぎるのもつらいけれど、少ないのもモドカシイ気持ちはとてもよく分かります!
マネージャーとの信頼関係に傷がついたり、トラブルを招きかねません。
真っ当にチャレンジするのであれば、友人や街で見かけたモデルについていくような行為は控えておいた方がいいですね。
キャスティングやスケジュール、こんな仕事のチャンスが欲しいなど、マネージャーに直接相談しましょう!
さいごに
今回はモデル開始〜お仕事を掴むまでのイメージを、イタリア・ミラノでの経験をもとにまとめました。
意外なことに、日本でのモデルキャリアは大きく影響しません。
当然、ハイキャリアであることは買われますが、未経験でもチャンスはあります。
現地で日本人のモデルと多く出会いましたが、それぞれに違うことが起きていて面白いですよ。
Bellissima Japanでは、ヨーロッパでのモデルコンサル、マッチングをはじめとしたパートナー企業のご紹介が可能です。
「一人で動き出す自信がない。」
「英語も十分ではないので、サポートしてほしい。」
「海外へ行ったことがないから不安だらけ。」
そんな悩みが解消できない方へおすすめです。
あくまで、一歩を踏み出すのは自分自身だということはお忘れなく。
実績あるモデルの先輩や、モデルプロデューサーとお話することで
イメージが鮮明になったりします(^^)
どんなお仕事をしたいか、どんな風に変わっていきたいのかは一人でも決めていけるけど、
客観的に見てもらう機会を作れるといいですね!
モデルコンサルをご希望される方は、本サイト記載の大島一恵のLINE@よりお問い合わせください♪
一つでも多くチャンスを掴めますように★
Writer:Riho