【Mrs. Universe Japan 2024 Finalist】No.42 吉野麻衣子 MAIKO YOSHINO ～諦めず不可能を可能に変える不屈の精神～

皆さまこんにちは。

7/23(火)に行われる、ミセスユニバース日本大会ファイナリストの皆さまをご紹介しています。

ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡

こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします！

【吉野麻衣子さん】プロフィール

不可能を可能に変える婚活の魔術師

初めまして！
ミセスユニバースジャパン2024ファイナリストの吉野麻衣子です。

ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ

目標に向かって挑戦し、努力し、夢を叶えていく姿勢を、結婚相談所の経営者として、婚活会員さん達に対し、背中で見せるため。

そして、一人でも多くの方に対して、年齢は記号でしかない。どんな困難な状況であっても、誰でも幸せになれる。

そんな、勇気と希望を届けたいと思ったからです。

人は誰しも思い通りにいかない事が多く、それぞれ、たくさんの挫折や苦しみを抱えています。

実際、私もそうでした。

でも、現状に悲観し、嘆くのでなく、出来ない理由を並べずに、出来る方法を考える事が大切だと思っています。

だからこそ、私のもとで婚活されている沢山の会員さんや、困難な事にぶつかって、辛い気持ちでいる人達に対して、口先だけで無責任な事をアドバイスするのでなく、背中で見せたいと思っています。

なので、私は、常に自分にとって大きな挑戦をし続ける事を決めています。

最近では、不妊治療からの4度の流産と、自身の心肺停止を乗り越えての出産。

出産後は4ヵ月で20キロのダイエット。

そして2024年は、大学院の後輩が2022年のグランプリとなり、親友が2023年に世界3位となった、ミセスユニバースという大きな挑戦をすることにしました。

人生で悩んでいた時期について教えてください

物心ついた頃から、小中学生ぐらいまでの時期です。

私自身、食が細く、栄養失調になったり、元々が身体も弱くて頻繁に風邪を引いて学校を休んだり、親戚たちから学費を出してもらわなければならないほど家が貧乏という理由でいじめに遭ったり、近所の人達から蔑まれたりしていました。

また、身近なところでDVがあったり、小学生の時にはご両親の不仲から、そのお母様が友達と弟さんを連れて、電車に飛び込んだりと、苦しむ人を目にしていた事から、辛い思いをする人を助けたい。

銀行を設立し、多くの人を助けた曾祖父のように、私も弁護士という角度から、人を助けたいと幼心で思っていましたが、早く社会に出て、親と妹を金銭面でも少しでも支えたいと思い、大学へ行くことを諦めるしかないと、自分の中で沢山のジレンマを抱えていました。

苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか？

とても尊敬していた私の母から「戦後の中で生まれ育ち、社会的成功の機会がなく、苦労の連続だったため、これからの時代を生きるあなたは、女性も手に職をつけて、一人でも生きていける力をつけなさい」と口癖の様に言われていました。

また、幼少期から沢山の応援をしてくれていた親戚たち、みんなの期待に応えたい。
弁護士になれないから終わりでなく、出来ない理由を並べることなく、出来る方法を考えて、違う角度で知識と力をつけ、せめて、自分の周りの人に対してだけでも、助ける事の出来る強い女性になりたいと思う様になりました。

そこから、朝早く起きて、誰もいない教室で早朝から勉強をし、夜は家族が寝静まった後、寝ている家族の横で、スタンドライトを使って自分の手元だけを照らし、夜中まで勉強をし、社会人になってからも常に勉強をし続け、法律や数字に関する知識を身に着けようと、司法書士や簿記1級をはじめ、30種類以上の多くの資格を取得しました。

仕事も頑張り、当時、勤務していたJAでは早朝から深夜まで働き、終電が終わった後にバイクで帰宅。

結果として、日本一の営業成績を取るまでになり、とにかく、自分にできる事を常に頑張り続け、20代では父が癌で入院をする様になりましたが、その時には、家族の生活や、周りで苦しんでいる人を多少なりとも支えることのできる自分になっていました。

それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか？

しかし、それでも、女性である事や、知識と経験など、様々な事が足りず、仕事でいくら成果を出してもポジションを与えられることなく、葛藤が続いていました。

また、コミュニケーションも下手だったので、同じことを言っても、自分でなく、別の同期の意見が認められて、自分の意見を却下されたり、人と上手く話せなくて、苦しい思いをする事も多かったです。

その中で、更に、父方の従兄弟・友人・職場の人が、次々と自ら命を絶つ場面に遭遇し、残された家族が鬱になり、家庭崩壊する様子などを目の当たりにしている上に、友人がDVで離婚して、そこから何年もうつ病が続き、友人の子供から子供らしい笑顔が消えてしまったりと、何も出来ない自分の無力さに悔しい気持ちの中「このままではいけない。個人レベルでなく、もっと大きな組織という単位で、向かうべき問題なのではないか」この様に考える様になりました。

そこで、コツコツ貯めたお金で、学校へ通って、心理カウンセラーや臨床心理療法士の資格を取り、更に、大学院へ通ってMBA(経営学修士)を取得しました。

そこからMBAの学びを活かして、様々な企業でCFO、執行役員、経営企画室長、管理本部長、社長室長を経て、個人という小さな単位でなく、もっと大きな組織単位で、人が幸せなれる事に貢献したいと、何年も模索を続けてきました。

そんな中、人の幸福度に関する海外の研究論文で「人生の満足度が一番高かった人は、パートナーがいた人」というものや、警視庁のデータで離婚した方(特に男性)の自殺率が高いことを知りました。

それであれば「離婚しない幸せな結婚が出来れば、自己肯定感が上がり、自ら命を絶つ人が減るのではないか」こう考える様になり、いつしか、自分の手でそういう離婚しない幸せな結婚を出来る人を増やしたいと思う様になりましたが、当時の自分は離婚をしている身だったので、自分が幸せな結婚をしていなければ、説得力がないのではないかと思いました。

そしてある時、父から「生きているうちに孫の顔は見られないな」なんて笑いながら言われたことで、自分は何て親不孝をしているのだろうと、とても胸が苦しくなり、実は身近な人を幸せにしたいと思っていた自分こそが、大切な家族を不幸にしているのではないかと思う様になりました。

辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください！

そこから必死に婚活を始め、間違った自分磨きをしていた事に気付き、自分をどんどん変えて、自身の提供価値にとことん向き合い続け、婚活を10年続けた結果、今の夫に出逢いました。

夫はいわゆるエリートと呼ばれる部類の人なのですが、全くそれを感じさせることなく、明るく朗らかなため、より女性のライバルが多く、しかも、14歳も年下だったため、何度も告白をして、4回目でやっと付き合える様になり、その後も紆余曲折がありながらも、夫と結婚することが出来ました。

そこから、今迄の経験や心理学、経営学の知識を活かし、離婚しない結婚が出来て、自ら命を絶つ様な自己肯定感の下がることのない、幸せな人を増やしたいと思い、株式会社 SMART BRIDALという結婚相談所を起業。

2023年には、出版した本がAmazonで1位をとり、全国4,000社以上もの結婚相談所がある中で、成婚率TOP3を受賞するまでとなり、成婚率も95%をマークし、スタッフも増えて、ようやく、幸せな人を増やすという、社会貢献ができる様になってきたかなと思っています。

また、プライベートでは、2年半に及ぶ不妊治療の末、4度の流産をしても諦めず、46歳で初めての出産を経験し、超高齢出産だった事から、大量出血で心肺停止となり、一度は死の淵を彷徨いましたが、今、こうして、優しく家族想いの素敵な夫と、やんちゃで甘えん坊なとても可愛い1歳半の子供に囲まれて幸せな毎日を過ごしながら、自分の子供と同じように愛情を注いでいる会員さんの幸せ報告を聞くことのできる日々を過ごしています。