皆さまこんにちは。
7/23(火)に行われる、ミセスユニバース日本大会ファイナリストの皆さまをご紹介しています。
ミセスユニバースはWomen Empowerment =女性の社会進出をテーマに行われている大会です♡
こちらの記事では、数多くの応募者の中から、ファイナリストになられた皆様について紹介いたします！
Contents
【瀬川恵子さん】プロフィール
七転八起の乳がんサバイバー
初めまして！
ミセスユニバースジャパン2024ファイナリストの瀬川恵子です。
ミセスユニバースに応募しようと思ったきっかけ
45歳のとき、両側同時乳がんステージ3bが発覚し、10回以上の手術&入院を繰り返してきました。
乳がん発覚３年前に離婚をし、二児のシングルマザーだった私は経済的・心身共に試練の多い人生でした。
若い頃も含め、華やかな経歴や個性もない。
人生のほとんどが波瀾万丈であった自分に対して、コンプレックスのような感情を持っていました。
そのため、何かに挑戦する気持ちが芽生えても諦める理由を見つけたり、表に出ることを避けたり、自分の居場所から一歩出てみるということに対して消極的でした。
しかし、偶然ミセスユニバースジャパンという大会をしり、そのコンセプトである「真に美しい人とは、与えられる人」という言葉に感銘を受けました。
私が挑戦の一歩を踏み出し、自分の経験や思いを発信することが、人の心の琴線に触れるかもしれない。
自分と同じように、人生後半に新たな色を加えることに消極的になってしまった人に勇気や前向きな気持ちを与えることができるかもしれない。
そのような思いからミセスユニバースジャパンに応募しました。
自分を大切にして輝かしい明日へ
人生で悩んでいた時期について教えてください
人生で悩んでいた時期は、40代前半の頃です。
たくさん悩むことがあった人生でしたが、振り返ると今の私にとっては重要なターニングポイントでした。
約5年間父親の介護に追われていた日々が、父親の他界により終了した矢先、夫の会社が倒産しました。
この頃から夫のストレスの捌け口として、元々モラハラ気質であった夫は、毎日私を罵倒するようになりました。
私の外見、性格、育児全てを否定し、ついには周りにも私の悪評を言いふらすことで孤立させようとしました。
精神的に追い詰められる日々。
心の疲弊による体調不良。
親の顔色を伺う子供たち。
今考えると早々に離婚をした方が良いことは明確です。
しかし毎日毎日否定され続けた私は、離婚して子供2人を育てられる自信がありませんでした。
私にも夫にも気を遣っていた子供たちの心の声を聞く余裕は心身ともに疲れていた当時の私にはなかったように思います。
自分への罵詈雑言を浴びながら自責の念にかられ、1人になると離婚を強く望み、子供達の顔を見ると離婚後の不安に駆られる。
そんな悩みの連鎖を毎日繰り返していました。
苦しい思いをしながらも希望の光はありましたか？
たくさん悩んだ結果、私にとって二つの人生の転機が訪れました。 一つは離婚を決意したこと。
子供達に初めて私の心の内を明かし、相談しました。
子供達は離婚に賛同し、私と暮らしたいと言ってくれました。
そして失いつつあった自信は、子供達を守る使命感からか、いつの間にか取り戻し、強い意志を持って夫に離婚を告げました。
一人で全てを抱え込まず、子供達、そして周りの人達に相談することで、たくさんの人が手を差し伸べてくれました。
長い間、真っ暗な世界に自分が1人だけのような気持ちでした。
けれど小さな一歩を踏み出すことで、少しずつ光が差し込み、真っ暗だったのは自分自身が光の窓にカーテンをかけていたからだということに気がつきました。
これは、その後の人生で「人に感謝する気持ち」を何よりも大切にするきっかけとなりました。
二つ目は、念願のエステサロンを開業したこと。
子供達を大学に行かせるために選んだ自営業、初めてのことばかりで、たくさん辛いこともありました。
けれど、自分の力を信じ、努力を続けた結果、少しずつ自分の居場所を作ることができました。
好きな街で、お気に入りのインテリア。
お客様の喜ぶ顔を想像した美容メニュー。
そんな私の店を気に入ってくれる、たくさんの素敵なお客様。
毎日このような環境に恵まれ、私はとても幸せ者です。
この二つの転機がなければ、ミセスユニバースジャパンに挑戦してみようと思った今の前向きな自分はいなかったのではないでしょうか。
それでも、なかなか上手くいかなかったことはありましたか？
エステサロン開店から1年、ようやく軌道に乗ってきた矢先、偶然行った人間ドッグで乳がんが発覚しました。
私は、死んでしまうのではないか？
長期にわたる治療期間の生活費用、まだ学生の子供達の生活の面倒は？ 私の店は、お客様はどうなるのか？
積み上げてきたものが全て消えてしまうのではないかという恐怖と、シングルマザーである私が治療に専念することで収入が途絶えてしまうという不安が襲いました。
散々悩んだ末、自分の身体を治さなければ、店も子供達との生活も守れないと思った私は治療に専念することを決意。
しかし、両胸全摘手術後の長引く激痛や思うように動かない身体、抗がん剤治療による外見の変化…女性として心は深く傷つきました。 いつまでこの不安で苦しい時間が続くのか。
肉体的にも精神的にも追い詰められながら、「私は頑張れるはず」と自分に言い聞かせ、出口の見えない長いトンネルを必死に彷徨い続ける毎日。
10回の手術入退院の闘病中は、まさに終わりなき闘いでした。
希望も光も見えず、ただただ苦痛と不安に押しつぶされそうになる日々。
何度も心が折れては、自分を鼓舞する繰り返しでした。
辛い時期を乗り越えたあと、大きな成功体験を教えてください！
大きな成功は、今の私がいることです。
私の人生は、喜びと苦しみ、幸せと絶望の連続でした。
生きる中で、時には深い悲しみにも直面しましたが、そうした辛い経験こそが私を形作ってきました。
だからこそ、辛いことも含めて、全てが私にとってなくてはならないものでした。
なぜなら、今、この瞬間に生きていること自体が奇跡だと感じられるからです。
自分がどれほどの困難に直面し、それを乗り越えてきたかを振り返れば、私の人生のあらゆる経験が、たとえ苦しくても、確かな価値を持っていたと感じるのです。
そしてミセスユニバースジャパンという場所でのさらなる私自身の成長を通して、たくさんの人々に、「あなたも、あなたの人生も、かけがえのない存在である」ということに気付くきっかけを与えることが出来たとき、それが私の人生で最も大きい成功となるでしょう。
そしてそれこそが、私がこれまで積み重ねてきたすべての努力や経験の本当の意味であり、私の人生における至上の成就だと思っています。
私の現在と、ミセスユニバースジャパンを通して社会に伝えたいこと
日本の女性は、世界で一番自己肯定感が低いと言われています。
振り返れば、私も同じでした。
長年の心の疲れが身体を蝕み、乳がんとして現れたのではないかと思っています。
ですが、今の私は病気が発覚前より心身共に 健やかです。
それは今、「自分らしさ」を大事にして 生きているからです。
そして、辛い時には我慢はせず、自分を精一杯甘やかしています。
そんな私が、ミセスユニバースジャパンを通して伝えたい事は、「自分の可能性を信じる事」です。
今より必ず良い未来が誰にでもあり、そしてそれは自分次第でそこに向かう事が出来るはずです。
私は、専門家でも学者でもありません。
けれど、私の人生をもってミセスユニバースジャパンを始点に伝えていきたいと思います。
最後に一言
私自身も、自分の疲れた心に向き合わず、私を蔑ろにしていた時期がありました。
そうして毎日に疲れてしまったことも。
あなたは、自分自身のためにどれだけの時間を使っていますか？
あなたは、自分自身をどれくらい大切にしてあげていますか？
疲れている人は、みんな頑張り屋さんです。
家族のために、仕事のために、常に全力で走り続けています。
しかし、自分の心の声を聞くこと、自分を大切にすることを決して後回しにしないでください。
無理せず、ゆっくりと、自分と向き合う時間を作ってください。
あなたは、誰よりもあなたを愛し、大切にする価値がある存在です。
私は、決して順風満帆な人生ではありません。
華やかな経歴も、立派な肩書もありません。
それでも私は、人に助けられ、苦労を乗り越え、病気を乗り越え、私らしく生きて来ました。
ミセスユニバースジャパンを通して、新たに成長した自分が、今後多くの女性に勇気を与え、新たな一歩を踏み出すきっかけになるよう、精一杯頑張ります。 自分を信じ、自分に優しくすること。
私の姿が、誰かにとって『自分を大切にする』きっかけになれば幸いです。
自分らしく輝くため、一緒に頑張りましょう！
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7/23(火)の日本大会開催まで、一人一人が様々な形で努力を続けています。
ぜひ皆さまも応援お願いいたします！
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